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2008年03月15日

雨のち晴れ

高松

高松

高松

高松
夜中の12時を回り、正確には今は土曜日。今日は朝8時45分のマリンライナーに乗って福岡へ行く。 新しいプロジェクトの打ち合わせのためです。
最近の案件は、県内に留まらず東京、全国へ向けてのプロジェクトが多くなってきた。香川から見た全国だったり、東京からみた地方だったり、発想の転換を要することが重ねっている。よくわからないけれど、日本を意識しないと成り立たない仕事ということです。
どちらかというと閉鎖的な四国、香川県。どこにも向かず、どこにも意識しないでやって来たところです。 やれてきたところというべきか?知らず知らずに外からの力に支配されつつある地方にあって、デザイナーも行き場所を失いつつあります。
広告業界はもとより、経済の縮小により、ものの新しい売り場を全国に向けていくのは必然だと思う。地方とか東京といったものの言い方さえなくなるかもしれない。日本として捉えたほうがいいかもしれないなどと感じています。
ますます広がる格差社会が、猛烈なスピードで押し寄せてきているのが、肌で感じてしまうこの頃。 僕たちが今からできることとはなんだろう。濃い霧の向こうに何かが見えているのだろうか? 雨、曇り、それとも晴れ? 昨日はは濃い霧に包まれて北浜の海は真っ白、小雨が降り続いていた。先の見えない不安に包まれるて入るようでした。

2008年03月13日

未来を描くこと

春

春

春

春
菜の花が咲き乱れ、桜の花が咲き誇り、蝶が舞っている。新しい季節の訪れを告げるには、十分すぎるいい天気。今日は朝から撮影、昼からはある打ち合わせに同行。店舗のリニューアルに伴うロゴ他、デザイン開発について話を伺った。
守り通した店名、ロゴは時代の変遷にほんろうされた跡が残されていた。店内は一時の華やかな時代の名残、私を越えて欲しいという次へ引き継ぐオーナーの決断に強い意志を感じた。店の名前を無くすことは断腸の思いだろうと察した。何十年という時間を紡いできた伝統を守り、次へ引き渡して更なる新しい伝統を作り上げていくこと、デザインは未来を描くことと僕は言った。
東京で見た銀座和光のリニューアル工事「遺す、と、興す。WAKO 2008」のコピーを思い出していた。資生堂パーラーしかり、新しさのなかに脈々と伝わる老舗の品格が確かに漂っていた。

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この頃ネーミングから入る仕事が多くなってきた。新刊の雑誌を見れば、ネーミングのあり方が変わってきているのが分かる。
暮らすから暮らし方へ、働くから働き方へなどライフスタイルを描く雑誌に変わってきているのだろうと思う。ものもただ売るから、ものの売り方がその店の存在価値を決めていく時代になってきている。

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空を飛ぶジェット機のように高く舞い上がるには強烈なエネルギーを要する。
今日のオーナーさんに届けたいコピーは「老舗はいつも新しい。」

2008年03月12日

それでも

東京

東京

東京
ただただ東京の人の多さに驚き、歩くスピードについていけない自分。携帯を見つめ、ゲームに夢中な大人、寝ているサラリーマン。電車の中を見渡せばさまざまな人たちで埋まり車内吊り広告は最先端を誇っている。

東京

東京

高松
東京の街はいつも動いているようでこの街のエネルギーの凄さに圧倒されてしまいます。人波のなかにいる僕の存在はない。

高松
今日は高松の中心地、瓦町の近くで打ち合わせがあり、打ち合わせの後、天満屋百貨店に寄って見た。
昨日と今日、東京と高松。理想と現実とのギャップが埋まりそうに無い街を目の前にして、愕然としてしまいました。昼間とはいえ店員のほうが多い百貨店、駅には仕事とは無縁の若者たちがたむろし、看板は相変わらずキャッシングと空き店舗の文字が躍ってる。町おこしなんて言葉は言葉だけなのか?アートなんて食い込む余地もない?頑張りようのない街は寂しくそこに人はいない?この街で暮らし、この街で働く僕のこころを惑わせる。
ものと経済、人と経済、文化と経済、この地に無いもばかり。経済が成立するわけがない。そんな気がした。ただ見上げる空だけが大きく虚しい。それでもこの街で頑張ろうとする気持を大切にしたいと思う。

日曜の夜から昨日の深夜まで3日間でしたが東京を見て感じてきた。東京富裕層の心はどこに向かっているのだろう?美味しい店を探すことから美味しい野菜を箱買いする暮らしへ。そんなコピーのポスターにヒントが詰まっているかもしれない。

2008年03月11日

リアル東京

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン
1日目の仕事を終えて東京ミッドタウンへ。今日のお目当ては3階にあるTHE COVER NIPPON、全国の優れたデザインを集めたセレクトショップです。デザインのある豊かな暮らしとでもいいましょうか、日本のものづくりが一同に見る事ができてとても参考になりました。ものとデザインの見事な融合はデザインの価値の再発見、 この店に限らず今の東京のいたるところに日本、和が散りばめられていたのが印象的でした。

銀座

銀座

銀座
2日目は銀座を街歩き、ファロ資生堂で一服、お洒落な大人たちが平日の昼間に集い、語らっている姿に あらためて東京のバブルを感じざるをえませんでした。

下北沢

下北沢

下北沢

下北沢
銀座とは打って変わって若者の街下北沢へ。香川出身の曽我部恵一さんのカフェCITY COUNTRY CITYチクテカフェに行く。自由で、ゆるい空気。ここにもリアルな東京がありました。
1年ぶりの東京、銀座、自由が丘、東京ミッドタウン、新丸ビル、そして下北沢を歩いて感じたこと。 雑誌が丸ごと街のような銀座、自由が丘に大人の贅を感じ、ミッドタウン、新丸ビルには研ぎ澄まされた都会を感じ、下北沢に若者文化を感じた。 今回の東京は高松での仕事を頭に入れながら見て回った、街に溢れるデザインの競演は楽しく、街を彩っている。
地方との格差が叫ばれているが、ますます加速してる感じがしたのは気のせいか。それとも地方の低迷がいっそう加速しているのだろうか。正しい競い合いのない地方が追いやられていくのが、必然に感じてしまいました。
その輪の中にいる自分達はなにかしているだろうか?そんなことを思いながらリアルな東京歩きが終わりました。

2008年02月29日

デザインのちから

デザイン活用フェアin四国

デザイン活用フェアin四国

デザイン活用フェアin四国

デザイン活用フェアin四国

デザイン活用フェアin四国
初めて聞く企業、初めて見る商品。ニュースで噂のデザイン。デザイン活用フェアin四国が始まりました。
著名デザイナーたちが手がけたプロダクトは楽しく、その素材たちはどれも活き活きとして見えた。埋もれていた地域の産業、技術を今の暮らしの中に蘇らせたデザインの力を感じました。
四国の小さな企業がデザイナーと出会い、関わりあうことで新しい商品を作り、市場に受け入れられていく。デザインは人の心を動かす魔法のようです。商品に付けられた小さなタッグに込められたブランドの力。そのひとつひとつにデザイナーと企業との物語がありました。

デザイン活用フェアin四国

丸亀町

丸亀町
今回の会場は高松の中心、丸亀町壱番街のレッツホールの4階。華やかなデザインと人影の少ない商店街とのコントラストに寂しさを感じてしまった。カフェ、本屋、雑貨屋さんの商品の売り場の活気のなさが気になってしまう。モノはあるのに売れないという現実がある。今日見た商品たちはどこに置かれ、売れているのだろう?いい売り場作りもデザインが必要なのかもしれない。

デザイン活用in四国は日曜日PM5:00まで、見て、触れて、感じて。街歩きが楽しくなるかもしれません。

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