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2008年04月12日

そして僕は今を生きる。

倉敷

倉敷

倉敷
ここは倉敷は美観地区。12、3年振りになろうか、仕事の帰りに昼食をと歩いてみた。
季節は違えど当時と変わらない景観、店構えが懐かしい。

倉敷

倉敷

倉敷
木曜日に行った金比羅さんもそうでしたが、昔の時代にタイムスリップしたような暖簾、人力車、渡し舟。漆喰、焼き杉、瓦。蒲鉾、ままかり定食を食べて、そぞろ歩き。
春を惜しむかのように桜が舞い、それは穏やかな時間がながれていました。

カッキー

トキワフット岡山
今日は朝から岡山へ、トキワフットドームに続いて、トキワフット岡山がオープンしたのでその撮影。
女性チームにいきなりボールを顔にぶつけられたり、命がけ?の撮影となりました。リアルな写真を撮りたいと意気込んで無茶をしましたが、おかげでいい写真が撮れました。
カッキーさん、ワッキーさん、そして集まってくれた学生さん、朝早くからの撮影協力有難うございました。

2008年04月11日

playback umie

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2001年暑い夏だった。僕は汗まみれになりながら、北浜の倉庫にいた。
北浜に事務所の移転を決断してからの僕は、毎日ここに来てはレイアウトを考えたりしていた。荒れ果てた倉庫の中は手探り状態。今のumieからは想像できないほど、何十年と人の手の掛かっていないところだった。当時はリノベーションなんて言葉は無かったし、僕は知らなかった。僕は一体何をしようとしていたのだろうか?
自分の思うデザイン、広告を作りたくて、柳沢広告制作室を立ち上げたのが1996年。スタッフ一名と僕と小さな広告制作室でした。仕事は忙しかったが、楽しい時代だった。怖いぐらい公私共に順調だった。今を思えば、僕は本当の苦労を知らずに、デザイナーとしてやれていた。
だがある日を境に、僕に悲しい出来事が重なってやってきた。バブル後遺症か取引先の倒産、十年近く続いていたクライアント、企業の業績悪化。加えてスタッフの病気が発覚。対処の間もなく、仕事の流れは悪くなっていた。景気の悪さは広告関係の人事をも悪くし、僕の知り合いも何人か業界を去っていなくなってしまった。さらに追い討ちをかけるような制作費の低下は、仕事の質を変えてしまった。
僕の生きる道は残されているのだろうか、僕がしてきたデザインなんてなんの役にもならないものだったんだ。やる気を失いかけてた僕はいろんなところへ出かけたりして自分をごまかしていたが、僕の心にふつふつと何かしなくてはとの思いがつのっていた。 僕の生きる道、デザインをもう一度やり直そうと思った。過去を忘れ、今までのスタイルを捨てることから、自分の再生が始まるんだと信じた。狭い業界からはみ出して、新しいデザインの有り方を見つけること。もっとデザインを身近に感じてもらえる場所作り。
北浜の倉庫とは、そんな時に偶然に出会った。ここを自分の働き場所と決めた一瞬だった。その年は僕にとって暑い夏だった。当ての無い僕の新しい始まりでした。この写真を見るたびに、僕の心は落ち着く。先を恐れず、まず動く。動いて考えて、また動く。 この繰り返し。やがてこの場所はumieという名のカフェになった。
あれから7年、僕はまだデザインの現場にいる。また暑い夏が来る。 木曜日はみんな徹夜、事務所で仮眠。今日提出のデザインをぎりぎりまで粘ってやりあげた。本質を描くんだよ。机に並んだデザインを眺めてはやり直す。新しいことを描くことだけがデザインではない。ものを見つめ、人を観察し、過去、現在、未来を思ってみる。削いで、削いで、残ったもの。それは古くて新しい発見でした。
プレゼンテーションが終わったその夜、眠気とともに心地よさが僕を誘う。

2008年04月09日

美味しいと言われる喜び

宮下さんのにんじん

ミクニタカマツ

ミクニタカマツ

ミクニタカマツ
美味しいと言われると嬉しいから頑張れる。ミクニタカマツの総料理長渋谷さんは言う。
今僕はあるプロジェクトチームに関わり、有機、無農薬野菜に取り組んでいる四国の農家の取材、撮影をしている。今日は有機JAS認定、坂出の宮下さんが作った人参を使っている、ミクニタカマツさんにお邪魔してきました。渋谷さんが作ってくれた料理は人参のリゾット、旬な魚介の旨みを凝縮したダシとパスティス(ウイキョウのリキュール)、そして人参のピューレの三つを絡めたソースに、たんぽぽの葉、葉玉葱、旬の山菜をたっぷり使った人参のリゾット。
スローフード(地産地消・生産者保護)を地でいく渋谷さんの料理は、カラダにやさしい味がした。
野菜本来のそのままの味をどれだけ引き出すか、が決め手。農家の思いを形にすることも料理人の役割、四国の農家を歩き回って地元の野菜を使ってると渋谷さんは言う。

丸亀町
ロハスな生き方をしている人たちにとって、四国は海の幸、山の幸の宝庫。
土を育てることから始まる美味しい野菜作りは、手間と子育てのような愛情が要る。高い、安いというお金の基準ではなく、美味しいに隠れた安心、安全と、おいしい野菜選びの知識などをきちんと伝えていかなければと思う。

umie 松下さん
今日の夕方のKSBTV、スーパーJチャンネルでumieの旬のあさりを使ったクラムチャウダーが放送されました。TVに映る店長松下さんをどきどきしながら皆で見た。
彼女もお客様から美味しいと言われることが一番嬉しいと言う。

最近美味しい食事をする機会が多いDNAですが、本当の美味しさとは?を考えさせられます。
笑顔が浮かぶ食卓へ、僕たちも学ぶことが多い仕事です。

2008年04月08日

心は曇り

今日のランチ

今日のランチ

お花

お花
美味しいランチに出会う幸せ、美しいものに出会う喜び。僕たちの仕事は普段の暮らしの中の新しいを描くこと。暮らし目線でモノを見つめていくことからデザインもコピーも生まれてくる。見つめていくことで新しい発見がある。見つけるということは感じることなのだ。
今日はあるレストランのランチを食べに皆で出かけた。テーブルに並んだ料理はいい旬の素材を使い、ちゃんと作られていました。よりおいしく感じるために、僕たちにできることがあると感じた。

今日の北浜
季節を忘れてしまいそうな温かな日、美味しいものを食べて、自然に触れて、好きな仕事ができる。そんなことを思っていた矢先に、取引先の印刷会社が倒産したというニュースが飛び込んできた。過剰投資と原材料の高騰が原因だという。DNA担当の営業マンK君と今後の仕事について話し合った。僕が責任を持って対応しますので今後も発注して欲しい。その顔はまっすぐ僕を見ていた。
会社同士の付き合いはないが、彼のまっすぐさが気に入り仕事をまかせていた。倒産を知ったのは昨日のこと、自分の行き先もどうなるか分からないのに、ちゃんと自分の言葉で話すK君。今の心中を思えば何も言えなかった。いつもどおりにやろうとだけ言った。
経済の縮小が進む地方において、その経営者はきっとどこかでボタンを掛け違ったまま気が付かずに走ってしまった気がする。僕とてデザインとカフェの経営を考えると人ごととは思えない。デザインをまたカフェを経営として捉えていかなければ、いつか同じ立場になるのではないかと思うのである。こんな晴れた日でも、花がどんなに綺麗に咲こうが、悲しみは突然にやってくるものだ。
外は晴れ、僕の心は曇り。長い1日だった。

2008年04月07日

雨に濡れて

くにとう幼稚園

くにとう幼稚園

くにとう幼稚園
今日は雨の中、今進めているくにとう幼稚園の園庭工事を見てきました。子供たちのために特別に作った遊び場の色決めです。実際の色を何色か塗ってもらい、現場に置いてみると色は決まってきます。先日新しい園舎も完成し、サインも取り付けが終わったところです。これから一年を通しての園庭工事が始まりました。

波動スピーカー aria
昼からはMS SYSTEM 波動スピーカーの撮影です。今回はピアノの先生宅にお邪魔し、ピアノを背景に波動スピーカーを置いてみました。波動スピーカーのある心地いい暮らし、とても似合っていました。

umie

umie

umie
夕方からumieにて、小豆島唯一の酒蔵、森國酒造さんオンラインショップの打ち合わせです。umieで仕事の打ち合わせをするのは久しぶり、事務所ではなくカフェで打ち合わせもたまにはいいものです。夜へと色を変えていくumieの窓の景色が美しかった。

ヤフーニュースでは世界ランキング4位まで登りつめたテニスプレイヤー伊達公子さんの11年ぶりの現役復帰の報が流れていました。テニス好きの僕としては驚きのニュース。37歳になった伊達公子さんの戦いぶりを早く見たいと思うと同時に、元気をもらった気分です。僕も7年ぶりにテニスを復活してスクールにも通っていますが、なかなか元にもどれません。体力の衰えとボールの速さに追いつけない視力の衰えに気づき始めているところです。何時までも若いつもりでも30代の人たちのパワーには悔しいけれど敵いません。
これからは自分の気力、まだ上手くなりたいと思う気持に正直で有りたいと思うこの頃です。

今日は雨が降り続き、気温も昨日とは打って変わってちょっと肌寒い1日となりました。

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