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2006年10月31日

秋深まる

papas cafe

10月ももう終わり、今日の北浜はジャケットが要らないくらい、暖かい日。
午前中は仕事の打ち合わせ、夕方、ドラゴンファクトリーの三好里香さんFM高松に出演するので、FM高松のある高松瓦町の天満屋へ行く。
11月22日(水)umieで開催の「ちょっと心地いい空間づくり」インテリアセミナーの告知を兼ねての番組出演です。(まあ、よく喋る人だ。)
ということで、久々に天満屋の6階にあるPapas Cafeで一服、6階から見渡す夕暮れの高松の街がよく見える。金融会社の赤、青、黄色のネオンがおどっています。どこの地方都市でも見受けられる、どこにでもある風景。街の衰退が言われて久しいけれど、街の静けさと対照的なこのネオンの色は、不気味に感じます。
街の再生には、限りなく時間と知恵とお金がかかるが、街→百貨店→商店街→そしてこの街で働く人、住んでいる人、ひとりひとりの感性を磨いていくような、街づくりもあっていいと思う。
全国に誇れるような、美しい街づくりを、と願うばかり。

カフェ・デュース
高松・牟礼町、屋島テニスクラブに併設のCAFE DUCE カフェ・デュースのホームページ完成、今UPしました。
このカフェ・デュースは、屋島テニスクラブのオーナーの、自然いっぱいのロケーション、陽だまりのように心地いい時間を提供できる場所をつくりたい、の想いをカタチにしたカフェ。短期的な集客を目的としたものではなく、そして単なるカフェビジネスではなく、3年、5年、そして10年後、時がたつほど味わい深くなる空間づくりを目指しました。
テニスクラブに通うスクール生、クラブ会員、その家族、また近隣の方々、様々な人の集いの場であったり、雨の日はみんなの雨やどりの場でありたいとの想いからスタートしました。
ホームページもそのひとつ。情報発信そのものより、その発信の仕方、お客様とのコミュニケーションのとり方が問われています。少しずつ育てて、素敵な情報を発信してほしいと思っています。
今日は、街とロケーションのあるカフェと2つのカフェを体感。still life,slow style・・・ラジオから三好さんの声が響く。

2006年10月30日

olive Berawecka

オリーブベラベッカー
小豆島特産のオリーブに和三盆を使用した「オリーブベラベッカー」を、高松の和菓子屋さんで発見。こんなところにもオリーブが、と惹かれて、買ってしまいました。 ラム酒とドライフルーツ、ナッツがからみあい、実に濃厚で味わい深い美味でした。
ベラベッカーの存在を僕ははじめて知ったのですが、ベラベッカーとは、ドイツ・アルザス地方の家庭で作られ、パンともお菓子ともつかないカタチから、ドイツ語でフルーツのソーセージと言われているそうです。食べ方は、5ミリくらいの厚さに切り、カナッペ、フランスパン等の上にのせて食べたり、ワイン、ブランデー、コーヒーと一緒に食べると美味しいとのこと。
こうして隠れたところに、結構いいものがあったりします。考える仕事が中心なので、こんなあんなで甘いものが欲しくなります。
僕の事務所では、美味しいスイーツを見つけては、ほぼ日でティータイムがあります。

2006年10月29日

オンリーワン 6

umieのある倉庫
今にも雨が降り出しそうな、メローな北浜。umieのある倉庫の赤サビも、いつもより濃い色合いです。
ここ何日かのブログ、オンリーワンは、僕の周りのデザインを核としたものを作っている人達の話を書いてきました。
いい仕事を気持ちよく、楽しく、それで生活を支えている人達がいる。その輪がどんどんひろがっている。僕たち、広告、グラフィックデザインに携わる人も同じ気持ちだろうと思う。グラフィックデザインで人、会社、街、社会を豊かに出来たら、と思う。
僕たちにできることって何だろう?最近、スタッフとよくこんな話をする。
ビジネスを大きくしたいとは思わない。自分たちらしい、いい仕事、デザインをしていきたい。こんなシンプルな答えが返ってくる。
今、D.N.Aが携わっている仕事は、デザインを事業の中心に考えている、人、モノ、企業さんがほとんどで、ブランドを大切に守り、育てている、未来にちゃんと目を向けている方々のお手伝いをしている。カフェ、展示会、セミナー、ライブはこんな自分達の想いを伝えたくて続けています。
オンリーワンへ、僕たちの始まりです。

2006年10月28日

オンリーワン 5

ショップカード
ショップカード
1枚のショップカード。ある洋菓子屋さんからの依頼で、打ち合わせにお店を訪ねた。
日も暮れかかった頃、お店に灯がついている。いく人かのお客さま、店員さんがいる。奥にはパティシエらしきオーナーが見える。僕たちが店に入ったあと、小さなお子さんが1000円札を1枚手にし、笑顔で入ってきた。この店では普通の風景で、近所の方々に愛されているんだな、と思う。
30年以上、この場所で変わらず続けている、この店の魅力が伝わってくるいいシーンでした。1枚のショップカードで伝えたいことが見えてくる。
今、香川県中、ケーキ屋さんと美容室、カフェがいたるところに出来ていて、さらにこれから増えていくと思われる。そんな中、たった1枚のショップカードで僕たちデザイナーは何をしてあげられるのだろう。
新しく、おしゃれにするのは誰でも出来る。既存のケーキ屋さんも、みんなおしゃれに作っている。
僕らが描けること、きっとそれはオーナー夫婦の想いを受けとめ、ショップカード1枚に描いてカタチにしてあげること。
表紙はオーナーとオーナーの息子さんがケーキを作っている姿をイラストで表現。紙はOKミューズバナナ130K。刷り色はオリーブ色。4つに折り込み、「おいしい笑顔を届けたい」オーナーの奥さんの気持ちを文章にして入れた。
オンリーワンへ、職人の想いが伝わる。

2006年10月27日

オンリーワン 4

宮本さんリノベーション物件
ひとつは古く使われてなかった民家をリノベーションしたカフェ。もうひとつは、古くなった住宅をリノベーションした美容室。
手がけたのは、僕の仕事仲間である宮本さん。今日、彼女に連れられて、そのカフェ野土花(のどか)でLunch。
宮本さんとは、ある仕事を通じて、偶然に再会。インテリアコーディネイター、ガーデニング、そして今は住宅、店舗の内装デザインまで仕事の幅を広げている。
リノベーションされた空間で、仕事をしている依頼主(オーナー)の方々の働く姿を見ていると、いきいきとしている。それは、自分のやりたい仕事を、自分らしい空間で実現しているからだと思います。
そして、そんな空間、場所をカタチにしてくれる。宮本さんの存在は大きい。リノベーションとか、デザインとか、むずかしいコトじゃなく、自分のやりたいコトをカタチにしてくれる人なのだろう。。。まさに MAKE YOUR DREAMです。
限られた予算で、夢を実現できる、ただひとつの私らしいオンリーワンな空間ができる、その先にあるのは、ひとりひとりの幸せのカタチをつくっているのだと思う。お客さまのわがままをいっぱい受け入れて、デザイン、アイデア、そして心で返してあげる。宮本さんの仕事への関わり方、温度が伝わる。
オンリーワンへ想いが伝わる。

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