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2009年04月18日

デザインの現場

17日金曜日午後6時、高松からマリンライナーで岡山へ出てそこから夜行バスに乗って目的地東京へ。高松に帰って来たのが19日の深夜、さすがに疲れて年寄り組みは新幹線で帰ることになりました。

D.N.A

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今回の東京行きの目的はTAKEO PAPER SHOW 2009・言葉のペーパーショウ SUPER HEADS'の講演を聴きに行くことと、新宿伊勢丹の売り場を見学すること、デザインのある現場を肌で感じることでした。そしてもうひとつは昨年umieで開催したシャーロックホームズの図案展のニシウラタマミ(タマちゃん)との楽しみにしていた東京での再会でした。実は僕はこの東京行きをもっと別のことと捉えていました。DNAは20代前半がふたり、30代がふたり、そして僕の5人のチームで成り立っています。それぞれが問題を抱えているそんな気がしていた。東京の消費の現場を見て歩き、デザインとは?を考えることがこれからのDNAに必要だと思っていました。圧倒的な経済、人、モノ、桁違いな東京と僕達の街、高松。この不景気で街から、消費の現場からデザインが失われていっています、僕達はもう一度デザインとは?と問いかけてみなければならないと思っていました。紙とは何かを問いかけるPER HEADS'の講師、原研哉氏。車とは?家とは?今ある全てのものが原点に戻り、またそこから立ち上がることが新しい知恵を生みだしていく。時代は変わろうとしている、そんな空気を感じた東京行きでした。

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デザインとは?

2009年04月14日

デザインのこと

東京を中心としたデザインの流れ。誰もが都会に憧れ、都会の暮らし、もの、情報を欲しがっていた。東京から発信されてくるデザインを良しとして憧れ、追いつこうと僕らもしてた。街だってそうだ、みんな豊かな暮らしを夢見てた。この10年、地方の経済は縮小し続け、さらに昨年来からの世界的不況の波は僕達にも確実に迫ってきている。これからはデザイナーも自立し、経済に左右されず自分たちらしいデザインをしたい、そんな想いがumieを始めるきっかけだった。
地域の企業さんやショップオーナーたちの夢や情熱をデザインで応援したい。
そして元気になってもらいたい。人やモノと関わっていく中で自然に沸き出てくるデザイン。気が付けば当たり前のようにそこにある、もっと人の気持に近いデザインをといつも思っている。

北浜景色

北浜景色

北浜景色

北浜景色

北浜景色
今日は女木島も屋島も厚い雨雲に覆われてその姿を隠しています。
ここのところ夏を思わせるいい天気続きでしたがちょっと一服でしょうか?清涼ドリンクを飲んだ後のような爽やかな気分がします。
15日水曜日、umieはお休みですが今話題のM'Sシステム・波動スピーカーによる「演奏家のいない演奏会」を開催します。スペースAriaの鹿庭さんが春のグッドミュージックをセレクト、聴かせてくれます。夜8時開演、入場は無料です(ワンオーダー制)。お気軽に春の心地いい音楽とお茶を楽しんでください。

2009年04月13日

らしさのデザイン・・・

New Food Shop Graphics

New Food Shop Graphics
デザイン本やビジュアル本、写真集を出版しているピエ・ブックスからNew Food Shop Graphics(ニューフードショップグラフィックス)が出版されました。東京、外国のショップに混じりDNAがデザインしたショップとそのツールデザインが掲載されています。イタリアンの店tanabata、東京自由が丘のジュノエスクベーグル、そして僕たちのカフェumieの3店です。trattoria tanabataはオーナー夫婦が双子のあかちゃんの名前を一文字づつとって名づけた小さなレストランです。打合わせから完成まで一年、じっくり構想を練りあげてつくりました。子どもたちが育つようにtanabataもゆっくりと成長していく店、そして長く続けられる店へとの思いを形に。オープンして一年半、おかげさまで高松では人気の店になりました。
店舗コンセプトに始まり、店名、ロゴからホームページまでデザイン事務所の僕達に相談、全てを任せてくれたことが何よりも嬉しかった、記憶に残る仕事になりました。

New Food Shop Graphics
東京自由が丘、ジュノエスクベーグルさんは10年以上のお付き合い。自由が丘のカフェは僕の原点でもあります。昨年のジュノエスクベーグル10周年ではブランディングを兼ねてショッピングバッグ、エコバッグ、パッケージ、店内サインに至るまで関わらせてもらいました。東京ミッドタウン店など最先端の現地視察、現場での商品撮影、ファクトリーの撮影などとても刺激で思い出深い仕事になりました。

New Food Shop Graphics
umieは僕のデザインのあり方をリアルに感じてもらいたいと作った場です。
築75年の赤さびたトタンに包まれた古倉庫。お金もかけてないし意識したデザインもないけれど、ほんのちょっとの心地よさをumieの空間とともに音楽やインテリア、本、イベントを通じてデザインの楽しさを感じてもらいたいと思っています。
マグカップ、Tシャツ、CDなどオリジナルデザインやライブ等のフライヤーのデザイン、ホームページなど仕事を超えたところで自分たちの作りたいものをデザインしています。umie8年目、想いをデザインし続けることが僕たちの役割です。

北浜
東京、ロンドンなどそのほとんどが一流のショップが並んでいます。デザインもとても素敵なものばかりです。そのなかにあって僕達の仕事はちょっと異質な感じに見えます。競争の激しい都会のデザインとまず経営が成り立つことを考えなければならない地方のデザインとの違いを考えさせられます。
時間も人の距離も近くなっているのにデザインの距離はまだまだ遠い気がしました。僕はいつも思う。ここでしか描けないデザイン、あなたらしいデザイン。そしてたどり着く延長線上に当たり前のようにあるデザインを描きたいと思う。

波動スピーカー
今週のumieのイベントの知らせです。あさって15日水曜日は「演奏家のいない演奏会」を夜8時から開催します。まるで本物のミュージシャンのライブを味わえる波動スピーカーが楽しい春を奏でます。お気軽にお越しください。

阿久のぶひろ
阿久のぶひろ アコースティックツアー「旅情~Song Reading 2009~」
歌を唄い、歌を詠む旅に出ます。
阿久のぶひろさんがumieにやってきます。
高らかにのびる爽やかな歌声をお楽しみください。

2009年04月08日

繋がりと共感へ

4月8日水曜日、新しい季節は光り輝いて、その眩しさに希望と期待を感じさせてくれる。今日は終日、事務所で打合わせが続きました。業種は違えど新しいことに取り組んでいる経営者さんたちとの話題は共通しています。
繋がりと共感、そしてものからコト、コトからストーリーの時代へ入ったと感じています。たった一つのストーリーを描くのは経営者さんたちです。僕達にできることはデザインでより素敵なストーリーにすることです。
北浜

北浜

北浜

北浜

島津田四郎

島津田四郎
先日umieでのライブを終えたばかりの島津田四郎君が事務所に遊びに来てくれました。毎回ライブ後はライブの感想と課題とこれからのことをみんなで話し合います。今回のライブは田四郎君自身も楽しく出来たと満足のライブだったと喜んでいました。次は夏、8月のライブを約束。間に合えばレコ初ライブになりそうです。ますます楽しみな田四郎君です。

2009年04月07日

言葉のペーパーショウ

 
 
 
4月17日、18日、東京丸ビルで開催されるTAKEO PAPER SHOW 2009 言葉のペーパーショウ、SUPER HEADS'の入場券が抽選の結果当たりました。
今回の竹尾のペーパーショウはいつもと違って「製品としての紙の厳しくリアルな視点「メディア論でとらえる紙」「感性からとらえる紙の可能性」と3つのテーマを語るにふさわしい原研哉さん深沢直人さん他、内外の約30人のデザイナー他、著名人が2日間にわたって語ってくれる講演会がメインです。
僕達が当たったのは18日の昼からの「統括」の部で今回のペーパーショウの企画構成を担ったグラフィックデザイナーの原研哉さんの講演が聞けます。
竹尾のペーパーショーには大阪会場に毎年参加して勉強していますが東京ははじめてでとても楽しみ、思い切ってみんなで行ってきます。
みんなでリアルな東京を肌で感じてこようと思います。
 
昨年はただ突っ走った一年でしたが今年は新人も加わりました。
デザインをもう一度見つめ直し、デザインを学び、デザインでできること、デザインの可能性を見つけ出したいと考えています。
できるだけ事務所を飛び出していろんなことを感じたいと思っています。
地方の経済の停滞が叫ばれてなお今、この世界的な大不況の波は僕達をさらに追い込んでいきますがこんな時こそ新しい事にチャレンジしていくことが大切だと思います。
 
 
 
 
なにも無い、何も起こらないこの街で僕達にしか出来ない波を起こしたい。
そんな今日の北浜はあまりにも穏やかです。

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