舵を切る
昨日、今日とお客様との打合わせが続いている。デザインの話では無く、会社や商品の方向性、未来についての話です。急激な景気の減退、消費マインドの低下は大荒れの中を行く先の見えない航海に似て、経営の舵を切るトップの考え方ひとつで会社は揺れ動いてしまいます。目の前の利を追うのか未来への夢を追うのか、経営の現実と夢の狭間で揺れるのはみんな同じです。 夢を見ることは素敵なことだと思うのです。ただ立ち止まっていても何も生まれない、だからこんな時こそ夢を語りあいたいと思うのです。デザインはまさに未来を描くこと、社員、取引会社、そしてお客様と共有できる旗印を作り出すことだと思います。既存の商売や仕事のやり方はその役割をすでに終えています。新しい方向性を自分たちで決めて実践していく時代へと変わっています。心を開いていくことがその一歩だと思います。僕達はそんな経営者の背中をデザインの思考で後押ししたい、一緒になって考えて行動するデザインチームでありたいと思います。 |
デザイナーの仕事の役割、領域がどんどん変わって来ています。経営のすぐそばにいて、いつでも相談できてすぐにかたちにできる仕事へと。視覚的に経営を見ることで見えなかったものがくっきりと見えてくる、そんな気がしています。 |