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2007年02月03日

ただ一瞬

一瞬

車のライトが照らされ、街に灯りがつきはじめた。
ごくありふれた夕暮れの風景。クラブ帰りの学生が、自転車で通り抜けていく。サラリーマンらしき青年が、早足で歩いている。

今日は昼から撮影。この頃、仕事上での撮影も自分で撮ることが多くなってきた。
デジタルカメラを使い出して、5年位になるが、ブログを始めてからは、いつもカメラを持ち歩いては、撮りつづけています。

北浜の街だったり、umieの店内だったり、あたり前のようにそこにある、ありふれた日常を撮りつづけていると、撮るところがなくなってくる。
さらに撮りつづけていると、思わぬシーンに出会ったり、日頃、気にも止めていなかったものが、目に入ってきます。

日常の誰も気づかずに通り過ぎてしまう、ありふれたものの中に、一瞬のなんかいい感じに出会ったりすることがあります。

ただ、その一瞬というのが、僕は好きで、僕のデザインの素にもなっています。


一瞬
今日の北浜は、暖かく気持ちのいい一日。

2007年01月31日

昼下がりのカフェ

半空の岡田くん
窓辺のカウンターで静かにコーヒーを飲んでいるシルエット。
カフェ友達の半空の岡田くんが、コーヒーを愉しんでいる、ゆるやかな表情。
新聞に目をやる人。大きなソファに座って、本を読んでいる人、穏やかな時間。

打ち合わせ中

新聞を読んでいる人
西陽の光もやわらかいキッチンで働く、スタッフの和田ちゃんがいる。
そして、僕らは仕事の打ち合わせをしている・・・

和田ちゃん

本を読んでいる人
思い思い、カフェの空気を満喫しているかのように、今日のumieは、人も、音楽も、居心地も、窓から差し込む光も馴染んでいます。
僕がずっと憧れていたカフェの風景が、今日のumieにありました。

夜のカフェ時間。
半空にて
慌しい日々が続いている1月も、今日で終わり。息抜きがてら、夕食を兼ねて、街に出てみました。

Music magazine
昼、umieに来てくれた半空で、一服です。
カウンターの中で、マスターがはにかみながら笑っている。
3年目を過ぎた半空もまた、お客さんとの距離、コーヒーの香り、マスターの岡田君の表情も、すっかりカフェになっている。
食後のコーヒーと、岡田君が好きな曽我部恵一さんが表紙になっているMusic magazine、タバコの煙・・・。仕事を忘れての、たわいもない会話・・・。いい時間が流れていく。
ふつうでいいんだ、と思う。僕たちが行きたい場所が、ここにありました。

槙塚さんのペーパーウェイト
事務所に戻ると、バレンタイン用につくった、umieオリジナルペーパーウェイトが届いていました 。スティールファクトリー槙塚君の、鉄でつくったアートなペーパーウェイト。
明日からumieは、Love Love umie。大人のバレンタインを愉しんでください。

今日の北浜は冷たかったけど、umieも僕もココロはホットでした。

2007年01月26日

北浜便り

北浜の風景
北浜の街には、いたる所に時代から取り残された風景があります。
北浜とサンポート
赤錆だらけのumieの向こうに、近代的なサンポート、香川のシンボルタワーがそびえ立っています。
古き方に、僕達デザイナーとか時代の先を行く人達が働き、新しき方には、昔からの官的大企業の人達が働いている。
こんな古さと新しさが重なり合っている対比がいい。
北浜の空
何十年もの雨風に耐えてきた、倉庫達には、代え難い風格が漂っています。
働く人
倉庫の中に入れば、そこには明日に向かって頑張る若者達がイキイキと働いている。
窓辺
訪れた人達の心に、メニューには無い、思い出、記憶、温もりをプレートにのせて日々を紡いでいる。
北浜の風景
We allways have good time here.
ここにはいつもいい時間が流れています。

2007年01月22日

MINI TOKYO

Jazz焼き鳥の親父
僕は高松でデザインとカフェを生業としています。どちらも時代の一歩先を行く業種ととらえられています。
そんな僕がよく行く店は、屋台であったり、何十年も1人で続けている中華屋さんであったり、Jazzが好きで人の良い店主がいる焼き鳥屋だったり、家族でやっている寿司屋だったりします。
最近openしたての、豪華な店舗や大型店は、一度は見に行きますが、それは仕事柄見に行くだけで、二度行くことはまずない。なぜかというと、見飽きているのだ。
確かに、機能性、設備、高価な備品等、最高のものを使っているかも知れないが、そのことに興味は持てないのと、それに価値が見出せない自分がいます。二度足を運ばせる動機には、ならないのです。 その二つの選択の基準は、人の温度があるかないか、ちゃんとオーナー自身の手でつくっているか、いないか。そして何よりも、僕の心をほぐしてくれるかだ。
先日もあるopen仕立てのカフェに行ったのだけれど、大きなポットで出してくれたコーヒーを見て、それが僕にとっては、良いサービスとはいえないかもしれないのに、テーブルには3人分もポットが並んでいる。テーブルに並んだ3つのポットが、似合わないと思った。気持ち、というより、システムでサービスしてもらっても、ちっともうれしくないのだが、どうだろう。

大きなイタリアンの店に行けば、バイキングなどと皿を並べている。ドリンクも飲み放題、しかも1200円と安い。これもまた、システムで商売してるのが分かってしまう。当然、料理も美味しくない。食べきれなくなった料理は、皿に残っている。誰でも作れるようになっている、その料理たちに、もったいないなどという気持ちは、そこにはない、と思った。

これらの店がダメだというのではなく、それでも、これらの店は満席で、人であふれているのが、僕には分からない。とにかく流行っているのは事実。

ならば、自分もシステムでデザインやカフェができるかと言われれば、出来ないと答える。そんな商売に興味がないからです。

Jazzが好きで、脱サラして、ぎこちない姿で、鳥を焼いている親父のほうに行ってしまうのはなぜだろう。たぶんそれは、その土地で、その場所で、その親父が焼いてくれ、そして、そこにしかない、なんだかいい、人のぬくもりがちゃんとあるからだと思います。

高松は昔からMINI TOKYOなどといわれ、いつも東京にあるものをマネしてきた。今、またMINI TOKYOになりつつあるように思えて、さみしい気持ちです。田舎なりのカッコイイ生き方ができないものかと思う。時代の最先端をマネするなどという、カッコ悪いコトをカッコ悪いと思わない人もいる。カッコ良くて、実は最先端なのは、飾らない素のままの人が、実はカッコいいのかもしれない。

わけのわからないブログになったけれど、その位、地方は迷っている。そろそろMINI TOKYOにさよならです。

2007年01月19日

新芽

ネコヤナギ
事務所にこもった日が続いていたが、今日は朝早く、小豆島の森國酒造さんへ打ち合わせ。春のような陽気、とても爽やかです。
昼に高松に戻り、ガーデンズさんにて、ある案件の庭のあるテラス風景の撮影です。スタイリングはガーデンズの宮本さん、ガーデンズさんのオフィスはとても素敵で、撮影場所としてたまに使わせて頂いています。
その撮影終了後、ガーデンズさんの庭に咲く冬の花々を撮影。季節を待たずに、ポカポカ陽気に誘われて、ネコヤナギが新芽を出していました。
おじぎしている花
フェリー
久しぶりに太陽のもと、たっぷり自然に触れ、そして新しい事業を展開されている、森國さん、宮本さんに会い、元気もたっぷりもらった一日でした。

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