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2006年08月28日

ドラゴンのumieづくり奮闘記

Still Life,Slow Style vol.1 vol.2
umie周年行事として、昨日紹介した3周年記念ポストカード、そしてumie3周年記念として始まったドラゴンファクトリー、インテリアスタイリスト三好里香さんの心地いい空間づくり「Still Life,Slow Style」インテリアセミナーがあります。
第1回、第2回ともたくさんの方が集まってくれました。
umieにとっても、僕にとっても、なくてはならない催しになりました。umie5周年を記念しての第3回目を11月に開きますので、お楽しみに。詳しくは9月にお知らせいたします。毎年、このインテリアセミナーとumieの周年を記念して、ミニインテリアブックを作成しています。インテリアスタイリストの三好さんとグラフィックデザイナーの僕との2人で作るコラボブックです。三好さんとは20年余り、広告の世界で一緒に仕事をしてきた仲。インテリアとグラフィック、三次元と二次元と、住む世界は違う、仕事となればいつも意見のぶつかり合い。周りの迷惑を顧みず、2人とも本気で言い合ったりしている。でも、そんな2人がつくるミニインテリアブックは大事な宝物。

三好里香さんの手書き原稿
.. 一年一年お互いが何を考え、何を創り、何を想い、生きてきたかの証です。
三好さんが1冊目の中でumieと僕のことを書いてくれた文章があります。ドラゴンのumieづくり奮闘記 その1を原文そのまま載せます。

三好さんが最近よく話すこと、「もう、この先限られた時間の中で、いくつもの仕事はできない。だからこそ今、納得のいく、本当に喜ばれるものを創りたい・・・」いつの時代へも、全力でたち向かう三好さんの姿はどこまでもピュアである。今度は僕が手紙を書く番です。

2006年08月27日

らしさの表現

福井ひでみさんのumie 鈴江利浩さんのumie

umie3周年を記念してX'masに作ったポストカード5枚セットの中の2枚です。
左がイラストレーター福井さん、右がイラストレーター鈴江さんの作。
ふたりのイラストレーターの「らしさ」が出ていて、僕のお気に入りです。
umieをどう感じて、どう表現してくれるのか、作り手が思うumieを自由に表現してもらったものです。
僕はumieの取材を受ける時も、できるだけライターさんの感じたままを素直に書いてもらうようにしています。
その理由は、umieを限られたイメージでとらえてほしくないということ。umieに来るお客様がumieをどう感じてくれているのかを大切にしたいと思っているからです。
umieは、いろんな意味で自由で境目がなくて、いつもふわふわ、プカプカ浮いていて、掴みどころのない場所でありたいと思います。
5周年に向けて、どんなX'masカードができるか、僕自身も楽しみです。
umieの5周年X'masカードを一緒に作っていただける、umieが好きなイラストレーターさんを募集しています。
テーマは「umie」。
参加していただける方は、メールにてご連絡ください。

2006年08月26日

・・・・・な土曜日

北浜から見た海
ふと秋の風を感じてしまうこの頃。エアコンを止める回数が増えてきた。北浜の景色も人も夏のなごりを惜しんでいるかのよう。
そんな土曜日、なんだかひとりでいたいと思う。
CDを聞きながら、iTuneに取り込む。メールをチェックする。窓から見える女木島、男木島、豊島、小豆島、、、いつもと同じ風景がそこにある。
商店街を自転車でただぶらぶら。本も開いては、閉じてしまう。TVもつけない。電話も鳴らない。時間だけが過ぎていく、、、。
久しぶりに何もしたくない。今日はデザイナーから普通の自分に還る日です。・・・・・な土曜日です。

2006年08月25日

幸せをデザインする

DUCE外観
カフェデュースのオープンレセプションに招かれ、D.N.Aみんなで参加しました。
陽も陰った中にオレンジ色の灯りがうかんで見えます。カフェに関わってくれたみんなの顔が見える。インテリアスタイリストの三好さん、デザイン国の国宗さん他スタッフ、イナテンソウの伊奈君、ダートコーヒーの社長ご夫妻、香川のメディアの方々・・・。そしてカフェのスタッフが忙しく働いています。
デザイン国さん ドラゴンファクトリー三好さん デザイン国さんスタッフ
新しくなった空間、テーブルに人が入る・・・ドリンクが、フードが運ばれてくる。
やっと僕たちの仕事は終わりです。同時にこのカフェデュースの始まりです。今日は僕たちから、オーナー、カフェスタッフへのバトンタッチの日でもあります。
僕はグラフィックデザイナーですが、ショップ、お店のプランを頼まれることがある。お店のロゴや販促ツール等をデザインする関係で、空間の相談も受けることが多くなっています。
DUCE看板 DUCEマーク DUCEツール
D.N.Aの仕事の始まりは、まずオーナーさんとの話し合い、打ち合わせを重ねます。
そして1冊のコンセプトブックを作ります。全てはこのコンセプトブックに基づいて行われます。仕事に関わる全ての人に正しい方向性を示すものであり、オーナーにとっては、一つの確認書となり、Make Dreamにもつながるものです。
僕はカフェウミエを運営していますが、カフェウミエはデザイナーとしての僕の「らしさ」の表現の場です。この5年余り、カフェウミエでの経験、ノウハウ、またお客様に教えられたことが多くあります。この経験、ノウハウが今の僕のデザインの仕事を支えています。
それは、デザインの押し付けじゃなく、お客様に幸せを描いてあげることと、いつも思っています。お客様を幸せにしてあげることは、どの仕事も同じことのように思います。
DUCEスパゲッティ 屋島テニスクラブスタッフ集合写真 DUCEオープン準備風景 DUCEカプチーノ
今回大切にしたかったのは、カフェは出来てから全てが始まるということ、空間も料理も雰囲気も。
先に書いたバトンタッチはそういう意味で、8割の完成度で残り2割の部分を残してあげること。残り2割はオーナー、スタッフ、お客様で完成してもらいたいと思っている。
カフェデュースらしさを1年、2年かけて作り上げてもらえたらうれしい。
幸せをデザインする。

2006年08月24日

時代の先端へ

DUCEの陶製おろし器
8月28日にOPENする、屋島テニスクラブ内カフェデュースのディスプレイのひとこまです。 陶器でできたおろし器をチョコンと置いてみました。
オーナーが実家から持ってこられた中から選んだもので、50年以上も前のものです。戦後の物不足の中、金属製に変わるものとして作られたのだろうと思うが、このちょっといびつなカタチが、マットな風合いがなぜだかこのカフェに合う。
こうしてオーナーのおばあちゃんが使っていたものが、そしてずっと眠っていたものが、今生まれようとしている新しいカフェで、新しい時代でよみがえる。不思議な想いです。
ルビー商会の堀井さん
高松の兵庫町商店街にある銀座サロンへumieの店長といく。
たまたま同店系列、ルビー商会の店長堀井さんとバッタリ、記念の一枚です。
ここは元呉服屋さん、その呉服屋さんの雰囲気を残して、新しいカフェとしてよみがえらせた店です。
そのルビー商会も古き良きものをセレクトしたお店。ちょっと懐かしいようで、新しいものたち。不思議な感覚です。
umieのスタッフ
umieのある倉庫は築70年以上たっています。
以前、おばあちゃんが来られ、昔ここで働いていたんだよ、毎日ここから海を眺めていたんだよと話された。
あれから5年、今umieには20代前半の子が働いています。不思議な気持ちです。
古いもののように新しく作られたものと、古き良きものを新しいものへ、新しい時代に生かしていく、変えていくものと、同じようで同じじゃない。人としての正しいセンス、選択だと思います。
その生かす、変えていくエネルギーは、周りを見渡すと、元気な企業、店、モノには必ずデザインを価値として採り入れているところだと分かります。
デザイナーをしている僕の宣伝みたいになりましたが、あるデザイナー日記ということで、許してください。
時代の先端へ−デザイナーたちの「らしさ」が届く。

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