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2007年07月11日
ものの力
メニューの撮影と共にショップ、ギャラリーの置くもの達を並べていきました。ガラス、木、土、鉄で出来たもの達の持つ素材の力は流石です。見る見る空間に場の表情が生まれてきました。 |
地元香川県出身のKAORIちゃんのアート作品が空間を引き締めてくれています。ニュージーランドで勉強しながら作品作りをしているKAORIちゃん、お米を使ったり、また、とうもろこしなど日本人ならではの素材使いが外国で受けているそうです。森國ギャラリーに作品が飾れることを大変喜んでくれています、今回のための新作もいくつか飾っていますので是非一度みてください。 |
新しい伝統作りのシンボル暖簾、玄関の扉の取っ手には香川の漆器をアレンジしました。 |
今日も最終のフェリーでなんとか帰ってきました、草壁港から見る山々、瀬戸内海がとてもきれいでした。 このかけがえのない自然からの贈りもの、まるで魔法のような景色です。 |
人のちから
今日はメニューの撮影、umieの店長松下さんを中心に仕込み、調理、盛り付けです。厨房も忙しくなってきました、ユニフォーム姿が似合ってきた高橋さんも大張り切りです。 |
見守る森國さんも試食をしたりして、満足の表情でした。 |
外では子供達がはしゃぎ遊んでいる、スタッフのみっちゃんもすっかりカフェに馴染んできました。 |
2007年07月10日
未完の魅力
スティールファクトリー槙塚君の手づくり一点もの作品、アイアンで作られたチェアーです。背の部分の丸く穴があいたところが、テントウ虫をイメージして作られています。 鉄の持つ男っぽさと丸く開いた背のかわいらしさが魅力です。DNAの事務所移転の記念にと買ったものです。 今回、森國ギャラリーのカフェ用にとこれと同じものを4脚作ってもらいました。一度座って見て下さい。 |
鉄工所内ににアトリエを構え、廃車、錆びた鉄の塊、トタンなど彼の捨てられないものたちで埋め尽くされたそのアトリエは廃墟の様相、まさに槙塚ワールドです。 |
いつか島にでっかいオブジェを作りたいが彼の夢。鉄をアートに、ここにもひたすら夢を描く青年がいます。 |
umieと森國ギャラリーの考え方は同じです。完成する一歩手前の魅力、オープンしてからいつも変化していけるゆるさというか、隙を残したいと思っています。悲しいけれどハードは完成された瞬間からその魅力を失っていきます。5年、10年と年月をかけて完成していく空間づくりへ、いつ行っても何か新しい魅力が発見できる場所であって欲しいと思っています。
今日の朝、スタッフとのミーティングを開いた。僕たちの存在意義は何なのか、どこまでが仕事で、どこまで関るのか、お客様のために最善を尽くすこととはなど、かなり激論になった。 |
先日、北浜に大きなタンカーが入港してきました。 誘導するタグボートのように正しい方向へ導いていけるデザイン事務所でありたいと思う。 |
2007年07月09日
ひたむきに。
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京都の晴耕社ガラス工房の荒川尚也氏に師事し修行している鳥本君から、仕事の合間に創ったガラス作品が届きました。 作品を見て欲しいと突然umieにやってきたのは2年前の冬、その美しさにいくつか買った。 サラダボウル、ランプシェードなどumieでも大切に使っています。とても料理が映えます。 |
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今回、届いたガラスのぐい呑みなど数点は小豆島の森國ギャラリーにて展示販売しますので機会があったら見てください。
ガラス作品と一緒に入っていた彼の手紙にはお礼の言葉と、 日々修行の毎日であること、これからも鍛錬を怠らず、ひたむきに前向きにやって行きたいと書かれていました。 |
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昨日のブログに書いた森國ギャラリーのためにオリジナル曲を創ってくれたKent君、そして鳥本君も僕と同じものを生み出す人たちです。 名は知られていないけど、なりたい自分にひたむきで、純粋に音楽が好きで、ガラスづくりがしたくて、それを職業としている 青年です。 ただ結果だけを求めたり、勝ち負けの判断基準をお金で計ったり、周りの意見を気にしたり、する前に諦めたり、損得だけで動いたり、そんな時代の風潮に逆らうかのようにひたむきに生きてる彼らが僕は好きです。 ひとつの道を歩きつづけることの素晴らしさを彼らに会うたびに思います。 これは森國さんにも通じていて、小豆島の旨い酒を造りたいと酒蔵を開き、今度は酒のギャラリーまで造ろうとしている。 ドラゴンファクトリーさんも、西崎さんも、みんな、みんなひたむきな人ばかりが集まって、みんなで創ったギャラリーなのだ、と思います。 |
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こんな幸せな仕事にめぐり合え、僕をはじめumie、DNA一同感謝の気持ちで一杯です。 7月17日森國ギャラリーのオープンがみんなの始まりにもなって欲しいと願うばかりです。 |