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2007年05月30日

島の酒

森國酒造ギャラリーへ向かう港で
昼一のフェリーで小豆島へ、雨の中乗り場まで歩いて行く。
今日は森國酒造さんのメニューの打ち合わせです。
森國酒造打ち合わせ風景
森國さんの住まいの一室を借りてミーティング。初めてのスタッフも揃い顔合わせ、いきなりのテンションに戸惑いながらもみんな真剣な表情です。お酒づくりとカフェの関係、位置づけなど理解してもらうことが今日の目的だったのでみんな前向きな方でちょっと安心です。
三好さんのお手製カフェエプロン
お洒落なカフェエプロンが出来ました、森國酒造さんの前掛けをアレンジ、三好里香さんの手作りでTさんもお似合いです。
森國ギャラリー工事風景
佃煮工場であった古民家も見違えるような姿になっていってます。まさしくコンバージョンそのもです。1Fのカフェスペース、トイレ、2Fのギャラリースペースと全体像が微かに見えてきました。工事にかかる職人さんも図面にはない、いろんな問題をクリアしながら頑張ってくれています。
引渡しまで約一ヶ月、カフェの現場、工事の現場、デザインの現場とそれぞれ熱い6月になりそうです。
森國ギャラリー工事風景
花が咲く森國酒造前
小豆島の港
やっと打ち合わせが終わり外に出て見る、構想から約一年、新しい蔵が建ち、そして今、カフェ、ギャラリーがもう少しで出来る。この地に初めて立った日の感動を僕は今も覚えてる、ここにはいつまでも変わらない島の原風景があります。
森國社長の決断は僕らに勇気とチャレンジ魂を吹き込んでくれました。今日ここに集まったひとりひとりがその思いに掻き立てられ、ここまでやってきたと思います。
7月15日のオープン目指してもうひと踏ん張りです。

2007年05月09日

リピート

小豆島の花
小豆島の風景
今日は朝一件の打ち合わせの後、小豆島へ。森國酒造さんのカフェ、ギャラリーの工事確認とメニュー、器などの提案です。それにしても今日の小豆島は暑い、気温をみると27度を指している。
森國酒造リノベーション中
トイレ工事がほぼ終わり、仕上げの塗装をドラゴンファクトリーの三好さん自らしています。7月15日オープンを目指して一気にリノベーションが進みます。
今年のゴールデンウィーク、小豆島への観光客は少なかったようです。香川県全体ではちょっと前年より多かったそうですが、年々減少傾向にある小豆島観光、一度は行ってみたい島ではあるらしいがもう一度というとなかなかうまくいかないようです。
直島とよく比較されますが、島全体のコンセプトが分かりづらいのではないでしょうか。お客様を迎え入れる受け皿も少ないし、人も育てていない気がします。施設も旧来の観光地頼み、誰に来て欲しいのか、もう一度訪れてもらうためのツールを作らないといけない。
新しい観光資源を作る、森國さんの思いは熱い。島の地酒を復活させ、新しい蔵も作った、そしてこの夏いよいよ地酒を通した情報発信基地の誕生です。人が集い、語り、島の記憶、思い出を持って帰ってもらう場所へ。僕はちょうど一年前この場所に初めて立った時のことを忘れない。山々に囲まれたちょっと隠れたところ、大きな梅の木、草に覆われた古い佃煮工場だった民家、見渡せば青い空、迫り来る真っ白な大きな雲、懐かしい夏の匂いがした。
去年の森國酒造の梅の木の前で
誰の心の奥に持っているあの懐かしい記憶、思い出がここには確かにありました。形じゃなく目に見えない記憶、思い出といったものを作ろうと思います。
日暮れのumie
日が暮れ北浜に帰る、僕たちのいるumieが見える、ここもまた同じ、来るところではなく帰る場所なんだと思う。何十年という時間を越えて僕たちの帰る場所になったのだと思う。いつでも帰ることのできる場所でいたいと思います。
ピエブックス「サービス業の案内グラフィックス」表紙
ピエブックス「うっちゃんのひだまり不動産」「GARDENS」
ピエブックス「DUCE」
事務所に戻るとピエブックスさんからサービス業の案内グラフィックスの本が届いていました。DNAがお手伝いしているひだまり不動産のパンフレット、ガーデンズさんのパンフレット、そしてDUCEのデザインが2ページに渡って掲載されています。
みんな新しい試みに僕らと一緒にチャレンジしてくれた方々です。
いい悪いかではなく、リスクを共に背負い新しいことにチャレンジしたものだけの結果として現れたものだと思います。僕たちDNAみんなもさらに勇気が沸いてくる一日でした。

2007年04月24日

男のロマン

森國酒造
島で自分たちの新しい酒を造ろう。小豆島に35年振りに酒蔵を復活させた森國さんの拠点創りがいよいよ始まった。酒蔵の敷地内にある築70年は経つ佃煮工場であった古民家、森國さんの酒造りの思いをカタチにしたMORIKUNI SAKE GALLERYにリノベーション。
いよいよ現場が動き出しました。古民家のリノベーションには手間がかかる、時間が掛かる、知恵が掛かる。人の情熱、想いなくしてうまくいかない。現場に立つ森國さんの背中にリノベーションへの決断をした頑固な意思を感じた。すべては今から始まる、まさしく男のロマン。
森國酒造
森國酒造
70年という時間をSAKE GALLERYとして繋げて、受け継いでいく。ここにはすでにこんな空気が漂っている。
森國酒造
僕は最初にここに足を踏み入れた時に感じた感動を信じたいと思う。
時間は再生できないだからこそ、この場所を選んだ。失われつつある日本古来の酒造りを受け継ぎ、自分たちの新しい酒を造る、森國さんの夢作りへの思いと重なっている。
森國酒造
手間を省き、効率が優先されている時代にあえて手間をかける酒造りを選んだ森國さんの思いをカタチにする人たちがいる。この人たちもまた手間をかけるプロです。手間を掛けることの意味を知っている人たちが集まりました。
菜の花
昨日に引き続き、小豆島に来ました。まだまだやらなければならないことが山積みです。僕の仕事はumieでの経験、体験を生かし、いかに手間をかけ、それをデザインというカタチで包んであげることだと思っています。小豆島はまだ春の余韻がします。

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