季節を追い越して・・・
僕のデザインの仕事は季節の先取り、毎年、この季節にになると早くもクリスマス向けのデザインをします。 ということは僕は今まで 30年分のクリスマスシーンをを描いてきたことになります。 ケーキ屋さん、レストラン、アパレル、美容室・・・、時代がどんなに経とうと、変わろうと、クリスマスは僕の憧れです。 年に一度、人が一番、輝き、優しくなれる日だと思う。 今日はそんなことを考えながら撮影、やはりわくわくしてしまうのである。 |
僕のデザインの仕事は季節の先取り、毎年、この季節にになると早くもクリスマス向けのデザインをします。 ということは僕は今まで 30年分のクリスマスシーンをを描いてきたことになります。 ケーキ屋さん、レストラン、アパレル、美容室・・・、時代がどんなに経とうと、変わろうと、クリスマスは僕の憧れです。 年に一度、人が一番、輝き、優しくなれる日だと思う。 今日はそんなことを考えながら撮影、やはりわくわくしてしまうのである。 |
東京というよりトウキョウの本物に出会ってきた。いわゆる老舗と言われて今も尚、人気の洋菓子屋さん、洋食屋さんに行ってきた。朝、9時半に着。その足で神田淡路町にある近江屋洋菓子店へ。ここでデザイナーのニシウラタマミさんと待ち合わせ、美味しいフレッシュジュースとスープ、パン、ケーキを頂きながら四方山話。僕はニシウラさんとトウキョウヘ行く度に会っているが松下は久しぶりの再会、umieとの出会いからデザイン展、トークショーの開催、そして自然と意気投合、今は同じデザイナーとして友人となり、こうして当たり前のように会って話してる。ぼくにとっては会いたい人のひとりなのだ。 | |||
展示会が終わり、銀座へ。ここでもやはり老舗。松下の妹さんと一緒に食事するために 文明堂で時間待ち、その後1930年創業の洋食屋さん、つばめグリルへ。実はここは先日ブログに書いた25年ぶりに再会したNY在住のまちこさんのブログで紹介されてたお店で松下がぜひに行きたいと、食事の場所にしたのです。自家製ハンブルグステーキ、蛸のマリネ、にしんの酢漬け、ホタテのクリームコロッケ、特性アイスバイン、ホタテのガーリック焼き、じゃがいものグラタンなど一気に平らげました。しかしよく食べる、食べる。 懐かしさと驚きが入り混じった本物の洋食屋さんだった。老齢の夫婦らしきお客さんがちらほら、ワインと一緒のテーブルにどんな物語があるのだろう。老舗ならではの良きトウキョウならではの本物の味がうれしい。 その後洋菓子屋さんで酔い覚まし、ここでも良く食べ、話をする松下姉妹でした。 僕はというと疲れて無口になってしまい、音声のでないTVからながれるサッカーをぼんやり ながめていた。 長い1日、帰りは初めての夜行列車瀬戸に乗る。 |
急遽、umieの店長と始発の新幹線のぞみで東京へ。昨年の12月にumieで開催したナカムラ ユキさんのワークショップ&ブックフェアのご縁で書籍レーベル、アノニマスタジオさんからご招待頂いたインテリアと雑貨展ーFOR STOCKISTS EXHIBITIONを見てきました。場所は東京・池袋にある自由学園明日館講堂、建物の趣の素晴らしさとクリエーター、デザイナー、作家さんたちのものづくりへのこだわり、そして全国から集まってきたバイヤーさんたちの熱気の凄さが相まった他にない独自な雰囲気に包まれた展示会でした。 |
umieで知り合ったデザイナー、リビングワールドの西村さんご夫妻も出店していてびっくり、久しぶりに会えて嬉しかった。その他グラフさんやアノニマスタジオさんなど自分たちでデザインから加工までする、決して大量には作れないけれど手作り感を活かした、新しいものづくりをしているクリエーター、メーカーさんばかりでとても刺激を受けた。 |
会場の国の重要文化財、自由学園明日館(みょうにちかん)は1921年大正10年に建てられたもので、世界的な建築家フランク・ロイド・ライトの設計。子供たちの教育の場所として、そして今は公開講座とワークショップ・コンサートなど会館事業の場として使われているという。校舎内にはギャラリー&ミュージアムショップ、カフェも併設されていて、使われているインテリアなどもとても素敵だった。懐かしい学校の匂いとクリエイティブな凛とした空気が気持ち良かった。 |
umieも8年目を向かえた、そしてDNAも10年目に入った。新しいデザインのあり方と経営を考えてこれまで模索、実践したきた。最近これからのことを次のことを考えることが多くなった。時代はまさに変わろうとしている、その変化に気づきながら、現実に埋没しそうな臆病な自分がいた。何かに心驚くものをと日帰りの東京行きでしたがこの明日館のように 時代がたっても変わらない、今も尚、清く輝きつづけるものづくりへの思い。こころ豊かな明日を見つめる思い。そんなシンプルなことを思い起こさせてくれました。 |
9月7日月曜日、晴れ。今日も幼稚園の撮影、あっ、カメラマンだと駆け寄ってポーズをしてくれる、園舎のリニューアルから3年目、ひよこ組みだった子も年長組みになりすっかり大人びたしぐさ、表情をしてる。話しかけてくる内容も自民党とか民主党とかオバマとか情報化社会の影響か大人の会話のようで驚いた。 |
子供たちの素の表情の一瞬を捕まえる。写真は心まで映し出してくれる。 昼ごはんは八宝菜と手作りパン、こどもたちと同じものを美味しく頂いた。 空が高くなってきた、雲が柔らかくなってきた。優しい季節のはじまり。 |
8月11日、晴れ。早朝5時から陽が上る農園の撮影。あっという間に陽は上り、明るくなった。ただ一瞬をと夢中でシャッターを押した。撮影後足、腕が痒くてみると蚊に一杯さされてた。朝の空気がとても新鮮で気持ちよかった。 |
8月13日、晴れ。今日は花火大会、5階にある僕の事務所のからは花火が良く見えてそれは絶景。そしてなんとデザイナーのすみのの誕生日ということで毎年この日はみんなで鍋を囲み、ビールで花火を見るのを楽しみにしている。気が付けば北浜の海辺は浴衣姿の人で賑わい、お祭り気分も最高潮。色鮮やかな花火に人は何を思うのでしょう。 |
8月20日、今日も晴れ、暑い1日。今日はmtの限定新商品アニマル柄の撮影。僕の友人のこどもさん、はる君とおとちゃんにマスキングテープでいろいろ創って遊んでもらった。ちぎって貼って、ふたりは夢中。この様子はmtのHPでご覧いただけますので見てください。楽しいです。 |
8月23日、晴れ。この日は早朝からumieで来年公開予定の映画のワンシーンの撮影がありました。umieからは鼻の先の瀬戸内海に浮かぶ小さな島、女木島(めぎじま)を舞台にした映画でタイトルは「めおん」、めおんとは高松から女木島を結ぶ小さくて赤いフェリーの名前です。30人ぐらいでしょうか、たくさんのスタッフ、カメラマン、監督、出演者でumieは一杯、カット、カットの声が響き、まさに映画の撮影現場はこだわり。 映画ではどんなシーンになっているのか来年の公開が楽しみです。 今回この映画の地元協力スタッフとして頑張っている空間デザイナーの中山さんは僕と同世代で仕事仲間。この映画にかける思いは熱い。 |
この日の夜、突然umieにやって来た二人の女性。まちこさんと真弓さん。なんと、びっくり。25年ぶりの再会、その当時デザイナーとライターとして短い間でしたが一緒に仕事をした仲。いつの間にかまちこは東京へ、そしてNYへ行ったままであった。と思う。 ふたりはNYで一緒に過ごし、今は違う国で頑張っているとのこと。 高松に帰って会あう場所をとネットで検索していたらumieに辿り着き、僕の写真を見つけて驚いたらしい。25年ぶり、それも短い間の仕事仲間、それでも会いにきてくれるなんて嬉しいもの。25年、その年月はあっという間、いつかは故郷への思いはつのるという。 面影に懐かしさと、25年の人生の深みを感じた古い友人たちとの再会に乾杯。 |
8月25日、晴れ。突然Kent君が神戸から遊びに来てくれた。umieでのライブを重ねると同時にぼくたちとの距離が近くなるKent君。何を話すでもなく焼き鳥屋でビールを飲んだり、一緒に早朝の温泉に浸かったりした。次の日はumieの店長他、スタッフみんなと直島にも行った。音楽、デザイン、カフェ、ただ好きなことと、それを仕事にし、さらに続けていくことの現実は果てしない努力を要する。思いの強さ、好きなだけでは辿りつけない道がある。果てしない道を知っているだから口にだしてはそんな話はしないでいる。 ただ一緒の時間を過ごして、帰っていく。帰る日、フェリーに乗るKent君と握手をした。 川面に映ったオレンジ色の月がネオンとともに輝いていた。 |
8月29日、晴れ、相変わらず暑い日。この日は、DNAスタッフのかわいのお父さん、弟がやっている会社の日頃お世話になっているお客様への感謝の夏祭り。ヨーヨー、金魚すくい、的当て、ビール、焼き鳥、ラーメン、カレー・・・。ちびっ子たちも大喜びでたくさんの方が来てくました。イベントと名をうった営業ではなく、手作りでもいい、こころから楽しめるものがいい。そんなことを思い出させてくれたたのしい夏まつりだった。 |
この日の夜は曽我部恵一さん率いるローズレコードの島津田四郎君と中村ジョーさんのジョイントライブがumieであった。夏休み最後の土曜日、田四郎ワールドが炸裂、笑って、そしてニューアルバム「つぶやき田四郎」を歌った。ジョーさんはumie初登場。彼の歌う唄はどこか懐かしく、熱く、激しく、やさしさかった。僕にはかなりヒット。いいライブだった。 |
8月30日、晴れ。青空が高く、いい天気。娘の赤ちゃん、名前は「愛門」。あいとと読む。生まれて一ヶ月、この日はお宮参り、氏神さんにおじいちゃん、おばあちゃん、娘と婿と孫の愛門と行ってきました。そしてスタジオでの記念撮影。ひとつの命が繋がって、また家族が増えた。忘れかけてた日本人ならではのセレモニーに命の尊さを思う。 |
スタジオでの撮影がおわったこの日の夕方、携帯が入る。えっ。子どもがもうすぐ生まれる!。なんと尼崎にいる長男の嫁さんの陣痛がはじまって入院したという。今から行く。時計は午後6時、高速で走って3時間病院へ駆けつけた。生まれたての赤ちゃんと、息子、嫁さんの安堵した笑顔に会う。面会時間締め切り後の夜のこと、無理を承知で顔を見させてもらった。じじばかでしょうか。またひとつ小さな命を授かりました。感謝です。 滞在時間1時間、高松へとんぼ帰りです。いつもはすぐ眠たくなる高速道路、真夜中のドライブ、こころはどこまでも明るかった。 ながく更新していなかったブログを再会しました。8月の出来事、感じたことを一気にまとめてみました。まるで子どもの頃の書き忘れた夏の絵日記のようですが、見てください。 |