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2007年03月01日

デザイナー

Macでお仕事
僕がサラリーマンデザイナーから本格的にプロとしてデザインの仕事を始めたのが27才。高松でデザイン事務所がポツポツでき始めた頃のはしりだった。
当時の僕は、右も左も分からず、ただデザインの難しさに、自分の才能のなさをなげいていたように思います。
徹夜、徹夜のくり返し、プロの道に入ったことを後悔したりもして、上手く出来ない自分に情けなくなり、泣いたこともある。
D.N.A 事務所
気がつけば、あれから25年という歳月が過ぎようとしています。思い返せば楽しいことばかりが残っていて、つらい時、悲しい時もあったが、喜びの方が多く記憶に残っています。プロになってからというもの、ほとんどの時間、カラダ、アタマは、デザインのことばかりです。まさに、身を削る仕事を体験してきた。アナログからデジタルへ、デザインの工程は変化し、業界の流れも変わってきた。そしてデザインの世界に入る人も変わってきた。
スタッフの寝顔
夜も明けようとする頃に、仮眠をとるスタッフたちを見ると、自分の若い頃と重なってしまいます。時代が変わろうと、デジタル化が進み、効率がさけばれようが、デザインの現場は何も変わっていない。
レイアウトの自動化は可能になったが、デザインの自動化はまだない。人の手。人の頭、人の感覚、感性を使うのがデザイナー。その人の変わりはいない。
自分の時間、カラダ、頭を削るのがデザイナー。そんなものと覚悟を決めるのは、誰もができない。それができる人がデザインという、ただひとつのものをつくれる、最高の喜びを得られるのかもしれない。

今日の北浜
今日の北浜は晴天。心地いい朝を迎えています。ガンバレ、デザイナーと叫びたい。

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