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2006年10月03日

心に残るもの

MARY BLACK
MARY BLACK、メアリーブラック。アイルランドを代表する女性シンガー。僕の一番好きな歌手で、umieでもopen以降よくかけている。
特に日が落ち出す夕方、umieの窓から見える空の色が藍色に変わっていく様を見ながら聴くメアリーの歌は、やさしく、切なく僕の心に届く。
かといって暗い歌声ではなく、夢とか希望みたいな元気も出てきます。
パイプオルガン、アコーディオン、ギター、メアリーの歌声がumieになぜか合っている。
特にアルバム「HIDDEN HARVEST」 の中の1曲目、「WHO KNOWS WHERE THE TIME GO」は素晴らしい。
勝手にumieのテーマ曲にしている程好きです。
アイルランドの海と北浜の海は似ているのかもしれない。
北浜の夕暮れ
今日の夕方、来月、美容室を開く、若いご夫婦がお店のロゴや、ショップカード、DM等のデザイン案を受け取りに来ました。テーブルに並べたデザインを手に取る二人、奥さんの目が潤んでいる。うれしかっただろうと思う。限られた予算の中、なんとか自分達の店を持つという強い想いが感じられ、僕もグッときてしまいました。
デザインっていい仕事だなと改めて思いました。
彼らのように本当に心から喜んでくれる人がいる。
僕がメアリーブラックの歌に勇気づけられたように、僕らもデザインで誰かに喜びや感動を与えることができる。
また逆に僕らも彼らに喜び、感動をもらいました。
新しい店で仲良く働く姿が目に浮かびます。
今日は一日中、事務所にいたが、心に残る一日でした。

2006年10月02日

地方発〜全国ブランドへ

森國酒造オリジナルGOODS
10月10日PM9:00〜スタートの「音楽と酒と秋の酔い」。新井仁さんのLIVEと小豆島の酒蔵森國酒造さんの日本酒とのコラボイベントがあります。
その森國酒造さんの日本酒のラベルデザインに合わせた、オリジナルTシャツ、トートバッグ、ハンドタオルのデザインがあがりました。生成りにスミ1色、シンプルなイラストでかわいく出来ました。
当日、販売もしますので、お楽しみに。
Tシャツ…2,500円、トートバッグ1,000円、ハンドタオル500円。
限定各20枚ずつ。ご希望の方はメールでも予約は受付中です。サイズもXS、M、Lの3種類揃えています。
仕上がりは10日になると思います。
うれしいマツタケうどんです! うれしいマツタケうどんです! うれしいマツタケうどんです!
バースデイケーキ 柿の白和え 汲み上げ豆腐
念願のまつたけうどんを食べた。実は今日10月2日は僕の誕生日で、スタッフのおごりです。
北浜にある玉藻うどん、日々通っているが、昼間からまつたけうどん(1,000円)は、なかなか手の出ないもので、スタッフのおかげで食べることが出来ました。
しかも店主からの感涙のサプライズ、まつたけ丸ごと1本天ぷらにしてプレゼントしてくれ、そこにはなんとHappy Birthdayのカードまで添えられているではないか。
まつたけ以上に、店主の心遣いがうれしいです。
至福のランチとはこのことかもしれない。
夜は夜で、僕の好きな食べ物をテーブルに並べてくれたり、ケーキも用意してくれたりして、とてもうれしいやら、照れっぱなしの1日。
歳をとると人の情に弱くなり、変にセンチになったりしてしまう。
このところ、休みもなく、毎日遅くまで働いてくれているスタッフに、そして北浜の人情に、今日は素直に「ありがとう」と言いたいと思います。

2006年09月30日

土曜日

D.N.A事務所
9月最後の土曜日の昼下り。のどかな北浜の風景。静かな事務所。
合間に事務所の屋上に出てみた。
秋晴れ、ほどよい浜風があたる。いつもの土曜日。小豆島、豊島、直島、男木島、女木島、そして屋島が見える。いくつかのフェリーが行き交う。いつもの風景。北浜アリーの駐車場に車が入る。カップルが歩いている。楽しそうだ。
いつもの北浜。当たり前のようにいつもの土曜、風景、北浜。そしていつものようにスタッフが働いている。
こんな当たり前のことに、おびえてしまう自分がいる。とまどいを感じてしまう自分がいる。
いつもの土曜の昼下り。西から差し込む日が長い影をつくっていく。

2006年09月29日

デザインは体力?

やなさんテニス

事務所を出たのが、今日の朝5:00ちょっと前。久しぶりの徹夜です。ふらふらです。
普段でも午前2:00〜3:00まで仕事をしてることが多い。
僕がまだ28歳くらいの時に、大手広告代理店のディレクターの方にもらった額に「デザインは体力」と書かれていた。
あれから20年以上、「デザインは体力」だと改めて感じています。
考える、創造する、集中力、持続する力、やり切る力、判断する力は、体力が必要です。デザイナーになるための一番大きな条件かもしれない。
コピーライター、プランナーも同じで、デザイン、広告に携わる者の宿命みたいなもの。
好きだから、だけでは出来ない仕事、でも好きでないと続かない仕事。
僕の歳になると、当然体力は落ちていく。気力もなえていきますが、まだ自分のもうちょっと先の可能性を見てみたいとの思いが僕を支えています。
まるくなったお腹をなでるくせが直らない、今日この頃、10月からテニスを始めようと決めています。

2006年09月28日

灯と心地よさ

Isamu Noguchi
Isamu NoguchiのAKARIシリーズのフロアランプが事務所に来ました。
その奥に見えるのが、何年も前に買ったフロアスタンド型のもので、タテ190cmあります。
2つともむき出しのコンクリートの壁に、オレンジの和紙からのやわらかい灯りがよく映えています。
心地よさの条件として、昨日書いた音楽、BGMと、そして空間を照らす照明があります。
umieにもたくさんの照明がある。スポットライト、フロアライト、吊り型のペンダントライト、デスクライト、そしてキャンドルと何種類もの照明で空間を作っています。
umieの場合は、やわらかい影とつよい影とがほどよく交じり合うようにしています。夜は主要スポットを弱めて、目線ぐらいの低いライト使いをしています。
BGMも、灯りも、人の感覚に届くもの、人のココロを刺激します。灯りで料理もおいしく見えるようにすることで、人の味覚を刺激し、おいしく感じたりします。
心地よい空間をつくるのは、人の感覚だと思います。

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