2009年12月08日
12月に思う
仕事にイベントにと相変わらず忙しくしているこの頃、気が付けばもう12月も8日、今年も後3週間あまりになったが「いい一年にしよう、最後まで走りぬこう」とみんなに言った。この一年のデザイン環境の変化は日本の経済と同じで出口の無い袋麹に陥ったような、答えの無い、未来が見えない状況だ。仕事の内容もいつのころからか、 変化しているのに気づく。大量生産から少数手作りへ、量から質へ。そしてエコへと向かっている。好不況に関係なく地球が叫んでいるんだと思っている。 大地の土や海の風や太陽の光、空気の大切さを教えてくれてると思ってる。 |
今年出会った仕事にオリーブ農園、「創樹」さんがある。盆栽の町国分寺でオリーブの木を育て観賞用の鉢を創っているとても素敵なオリーブ農園です。盆栽の剪定技術を活かして素敵なオリーブを全国に届けています。 そんな創樹さんが今年からはじめたオリーブの加工品、オリーブの新漬けづくり。 事務所を兼ねた工場も出来ました。先日、お祝いにとサインをデザイン、取り付けに行ってきました。素材はアイアン錆び塗装、文字は切り抜いて浮かした。オリーブのイラストはエンボス塗装です。アイアンの錆び具合が程好く、いい感じに仕上がったと思います。作ってくれたのは仕事仲間でもあるマッキーことアイアン作家槙塚君。いつもイメージどおりに仕上げてくれるのは流石です。 |
創樹さんのホームページを作るにあたり、まずは農園に通って朝、昼、夕方と撮影、農園、オリーブの木、実、葉。土の掘り起こし、剪定、手摘み、作業風景、スタッフの方がた、そして若い園主とお父さん。何もかもが新鮮だった、みんななんて活き活きして働いているんだろう、そう感じた。そしてこの秋から観賞用オリーブから新たな加工品へと創樹さんの挑戦がはじまりました。 |
今年初めてひとつひとつ手摘みし、収穫したオリーブの青い実をそのまま塩漬けした「塩蔵」ができました。 木箱に入った6袋入りギフトも用意しました。お歳暮にお土産に、出来立てのオリーブはいかがですか?塩加減も程好く、肉厚で美味しいです。ワインや日本酒、またおにぎりの具にと食べ方は自由です。ぜひ一度ご賞味ください。そして声を聞かせてください。お申し込みは「創樹」オンラインショップをご覧ください。 |
四国の農作物が元気です、瀬戸内の海の風、太陽の光をたっぷり浴びた果物、野菜たちは甘くて味があって美味しい。 僕の友人も農業をはじめた、サラリーマンからファーマーへと転身です。 作る楽しみと育てる喜び、そして美味しいの一言が何よりもうれしいという。 人の幸せに一番近い仕事かもしれない。 デザイナーもそうありたいと思った。 |
投稿者 dna : 19:40 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年12月07日
上質なドライブ旅
BSフジ、上質でゆとりのあるドライブ旅「プラチナ・シート」の取材がumieに来てくれました。 日本各地の美しい伝統文化と風景をハイビジョンならではの映像と心地いいドライブミュージックで提供する旅番組です。 今回は徳島・香川編、ドライブがてら立ち寄れるカフェとしてumieも撮影していただきました。 12月16日水曜日、午後11時からの1時間番組です。再放送も4回あるそうなのでぜひ見てください。 |
続いた連休も終わり、12月にはいってお客さんの距離も音楽の音も程好く普段のカフェの顔になったumieの店内。 イルミネーション、煎れたてのキャラメルチーノ、待ち遠しい冬一番の温かなクリスマスがやってくる。 |
umieにぴったりだよって店長の松下さんが買って来た手染めの手ぬぐい。 コーヒービーンズとコーヒーカップのデザインがかわいい。 消費マインドが冷え込んで、ただモノを売ろうとしても売れなくなってきている。 企業の存在価値が問われだしているなか、ショップや企業のブランド価値、またお客様との新たなコニュにケーションツールとして先に書いた手ぬぐいやタオル、ノート、トートバッグなどオリジナル商品のデザインが多くなっています。 モノから思いや文化、伝統へと時代は変化しています。 |
投稿者 dna : 12:39 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年12月06日
エコ&手作り
Re-Home!無添加ギャラリーで行われた家族みんなで楽しむ、はんどめいどクリスマス第2弾「ハンドメイド・マーケットvol2」もたくさんの方に来て頂き、本日無事終了いたしました。手作り雑貨「plmage*」をはじめとした作家さんたち、朝早くからお越し頂いたお客様、ありがとうございました。 | |
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Re-Home!無添加ギャラリーは外壁、内壁などに使う自然素材の「漆喰」、木材の張り合わせなどに使う接着剤は「米糊」、また断熱材に使用する天然の「柿渋」など無添加住宅の安全で安心な無添加素材、空気を体感していただくショールームになっています。子ども部屋、オール電化キッチン、お風呂、床材など、実際に家作りをイメージしやすいようなモデルルームになっています。 もっと、このショールームをたくさんの方に見て欲しい、もっと活用して欲しい、そんな想いから今年はたくさんのイベントを催しました。春のハンドメイド・マーケット、フェリアードのボサノバライブ、夏祭り、そしてクリスマス・オーナメント教室。スタッフの方には料理が上手な方がいたりして、どれも手作りでアットホームで温かな雰囲気。またお客様と語らい、一緒に過ごす時間は家作りのヒント、参考にもなっていると思います。モノ、お金だけでは得られないもの、それは人と人の繋がりではないでしょうか?記録より記憶とでもいいましょうか、この2日間お越しいただいた子どもさん連れのご家族の思い出がいつの日かここを思いだしてくれたらうれしい。 |
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この春HPを作成して早くも半年が過ぎました。変わることへの勇気と、何事も徹底してやり続ける根気。そして決して変わることない家作りへの想い、やさしい心。 家作りは暮らしづくり・・・人の手、心がつくりだすものだと思います。 今日頂いた、ほくほく焼き芋は甘くて上手かった。電化キッチンで作ったの?思わず聞いてしまいました。これからもエコでハンドメイドな安心できる素敵な催しをお届けしたいと考えていますのでお楽しみに。 |
投稿者 dna : 19:18 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年12月05日
孫と親と爺ちゃんと曾爺ちゃん・・・
いよいよ冬へ、秋の色も一層色を濃くした12月5日土曜日、今日は早いもので母の七回忌、久しぶりに兄弟たちも帰ってきて4人が揃いました。みんなが揃い席を囲むのもいつ以来か?話は自然と子どもから孫の話へ・・・。僕の親父は84歳、今でも車に乗り、好きな絵を毎日描いては展覧会に出品している。ますます元気なのである。そんな親父はみんなが集まると決まって同じ若い頃の仕事の話をする。 僕は大概はただうん、うん、と聞いている振りをしてる。母との思い出、親父との想い出はかすかにしか思い出せないでいたのですこし昔のことを聞いてみたりしてる。 この頃は親父や母のことを知りたいと思うようになった。 |
孫を抱く曾爺ちゃん、そして僕、親子4代が同じ顔してこうして並んでいる。 不思議な感覚、元気でいることが何よりの喜びだ。母に孫の姿を見せられなかったのは残念だけれど。会食の後、カラオケでもいくかと親父が言った。 |
愛門(あいと)はもう4ヶ月、ご機嫌に笑ってる。 |
投稿者 dna : 19:07 | コメント (0) | トラックバック (0)
2009年12月04日
夢を語ろう・・・
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素敵なイラストで描かれたラベルのワインが12本届いた。栃木の足利にあるココワイナリーのワインだ。今年の収穫を祝った記念ラベル12本です。和田誠さんが出版した過去の本の装丁のために描かれた絵だという。そういえば見た記憶がある。 ずらっと並べてみると凄い、どれも素敵で飲んでしまうのが惜しくて、いまだに飲めずに並べたまま眺めている。どれもシンプルで思わず手にとってしまいたくなる。デザインを意識しないデザインというか、売りを感じさせない、ただ素敵だなと感じるラベルです。 |
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ここのところ、ワインや醤油、味噌、オリーブといった地産の農作物を使った加工品の仕事が重なっている。デパート、スーパー他お土産屋さんなどどこにでもある商品たちの顔作りである。ラベルやパッケージのデザインひとつでその商品の売れ方が左右しデザイナーとしての力量が測られてしまう。やりがいとリスクとが伴う仕事です。 このココワイナリーのワインの贈り物はそんなことよりももっと大切なものを僕達に教えてくれていると思った。売れるとかじゃなく、単純に素敵なのだ。クリエイティブのチカラそのものなのだと思うのである。 そこにはクリエイティブを超えた、描いたその人自身が刷り込まれているのだ。 数値やマーケットから描くのではなく、夢や希望、そして愛情から生まれるものなんだと思った。 夢や未来がないのに夢は描けないかもしれません。でも僕達は夢を見続ける、そして未来を描いていたい。いつも夢を語れる人になりたい・・・・ |
投稿者 dna : 22:14 | コメント (0) | トラックバック (0)