夢を語ろう・・・
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素敵なイラストで描かれたラベルのワインが12本届いた。栃木の足利にあるココワイナリーのワインだ。今年の収穫を祝った記念ラベル12本です。和田誠さんが出版した過去の本の装丁のために描かれた絵だという。そういえば見た記憶がある。 ずらっと並べてみると凄い、どれも素敵で飲んでしまうのが惜しくて、いまだに飲めずに並べたまま眺めている。どれもシンプルで思わず手にとってしまいたくなる。デザインを意識しないデザインというか、売りを感じさせない、ただ素敵だなと感じるラベルです。 |
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ここのところ、ワインや醤油、味噌、オリーブといった地産の農作物を使った加工品の仕事が重なっている。デパート、スーパー他お土産屋さんなどどこにでもある商品たちの顔作りである。ラベルやパッケージのデザインひとつでその商品の売れ方が左右しデザイナーとしての力量が測られてしまう。やりがいとリスクとが伴う仕事です。 このココワイナリーのワインの贈り物はそんなことよりももっと大切なものを僕達に教えてくれていると思った。売れるとかじゃなく、単純に素敵なのだ。クリエイティブのチカラそのものなのだと思うのである。 そこにはクリエイティブを超えた、描いたその人自身が刷り込まれているのだ。 数値やマーケットから描くのではなく、夢や希望、そして愛情から生まれるものなんだと思った。 夢や未来がないのに夢は描けないかもしれません。でも僕達は夢を見続ける、そして未来を描いていたい。いつも夢を語れる人になりたい・・・・ |