12月に思う
仕事にイベントにと相変わらず忙しくしているこの頃、気が付けばもう12月も8日、今年も後3週間あまりになったが「いい一年にしよう、最後まで走りぬこう」とみんなに言った。この一年のデザイン環境の変化は日本の経済と同じで出口の無い袋麹に陥ったような、答えの無い、未来が見えない状況だ。仕事の内容もいつのころからか、 変化しているのに気づく。大量生産から少数手作りへ、量から質へ。そしてエコへと向かっている。好不況に関係なく地球が叫んでいるんだと思っている。 大地の土や海の風や太陽の光、空気の大切さを教えてくれてると思ってる。 |
今年出会った仕事にオリーブ農園、「創樹」さんがある。盆栽の町国分寺でオリーブの木を育て観賞用の鉢を創っているとても素敵なオリーブ農園です。盆栽の剪定技術を活かして素敵なオリーブを全国に届けています。 そんな創樹さんが今年からはじめたオリーブの加工品、オリーブの新漬けづくり。 事務所を兼ねた工場も出来ました。先日、お祝いにとサインをデザイン、取り付けに行ってきました。素材はアイアン錆び塗装、文字は切り抜いて浮かした。オリーブのイラストはエンボス塗装です。アイアンの錆び具合が程好く、いい感じに仕上がったと思います。作ってくれたのは仕事仲間でもあるマッキーことアイアン作家槙塚君。いつもイメージどおりに仕上げてくれるのは流石です。 |
創樹さんのホームページを作るにあたり、まずは農園に通って朝、昼、夕方と撮影、農園、オリーブの木、実、葉。土の掘り起こし、剪定、手摘み、作業風景、スタッフの方がた、そして若い園主とお父さん。何もかもが新鮮だった、みんななんて活き活きして働いているんだろう、そう感じた。そしてこの秋から観賞用オリーブから新たな加工品へと創樹さんの挑戦がはじまりました。 |
今年初めてひとつひとつ手摘みし、収穫したオリーブの青い実をそのまま塩漬けした「塩蔵」ができました。 木箱に入った6袋入りギフトも用意しました。お歳暮にお土産に、出来立てのオリーブはいかがですか?塩加減も程好く、肉厚で美味しいです。ワインや日本酒、またおにぎりの具にと食べ方は自由です。ぜひ一度ご賞味ください。そして声を聞かせてください。お申し込みは「創樹」オンラインショップをご覧ください。 |
四国の農作物が元気です、瀬戸内の海の風、太陽の光をたっぷり浴びた果物、野菜たちは甘くて味があって美味しい。 僕の友人も農業をはじめた、サラリーマンからファーマーへと転身です。 作る楽しみと育てる喜び、そして美味しいの一言が何よりもうれしいという。 人の幸せに一番近い仕事かもしれない。 デザイナーもそうありたいと思った。 |