あるデザイナー日記

2009年12月25日

高知便り・・・

高速道路を走り、松山と高知の分岐あたりはこのところの寒気で一面雪景色だった。
市内は天気も良く空が大きく南国を感じる陽気でした。路面電車、コスモス畑、水平線が続く太平洋、海に面したしらす市場で食べたしらすは最高。またひろめ市場では鰹のあぶり焼きを塩で頂いたがまたこれもびっくりする旨さに興奮、やはり高知のうまいもんにはかないません。
遠いようで近い高知、来年はきっと福山龍馬、一色でしょうか？香川県は瀬戸内国際芸術祭と瀬戸内海、太平洋と四国が熱くなる・・・。

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もう100年先へ・・・

10日ほど前、久しぶりに高知に行ってきた。無添加住宅ニッセキさんの無添加リフォーム、100年前の屋敷の再生と新築無添加住宅の撮影です。

日積工業

100年前の屋敷の瓦、柱、壁はそのまま100年の暮らしを物語るように今も尚その輝きは消えていなかった。何を残し、何を興すかが再生の醍醐味、さらに100年先へ暮らしは続く・・・。

同じ敷地内、息子夫婦が住む家は無添加な素材で作られている。聞けば、木材は親が大切にしていて譲られた100年前の木材を使用してるという。壁は高知漆喰、他は無添加な素材で全て作られていました。細やかな手作業、無垢の木の匂い、肌触りはなんとも気持ちいいものです。キッチンはオーダー、ここにも住む人の暮らしがちゃんと描かれていました。

ここは高知市介良町、まだ日本の原風景が残された暮らし、文化、自然がありました。

投稿者 dna : 08:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月24日

心に届く贈り物・・・

１２月２４日、クリスマス。ご家族で友達とまた好きな人とどんな素敵なクリスマスナイトを過ごしましたか？僕達は残念ながら仕事、毎年クリスマスは事務所でクリスマスケーキを食べている気がします。クリスマスといえばプレゼント、今日の昼、丸亀町商店街を自転車で走っていると、どこからか聞こえてくるクリスマスソングの誘われてオープンしたばかりのフランフランに入ってしまいました。スタッフのみんなに何かプレゼントしたくて、来年のスケジュールダイアリーを購入。ついみんなの顔を浮かべながら色を選んでる自分がいました。クリスマスは贈られるより贈る楽しみのほうがハッピーな気持になれるようです。みなさんはどうですか？

先日、mt　マスキングテープを使ったオリジナルラッピングの撮影をしました。自分だけのオリジナルラッピングは贈る相手を思いながら色を柄を選び作る楽しさ、ｍｔマスキングテープは和紙素材だからちぎったり重ねたり、貼ったり思いのまま自由自在。自分らしさも一緒に包んで届けられます。

明日、25日はいよいよumie8回目のバースデー＆ライブ。唄あり、プレゼントタイム、抽選会などお楽しみが満載です。

投稿者 dna : 11:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月23日

世界でただひとつのクリスマスプレゼント

Ｓemi-Aco飛騨高山の家具職人、加賀さんが孫の誕生祝いにと手作りのベビースプーン３点セットを届けてくれた。カバーは奥さんの手作りです。スプーンの木の削り、布の糸の縫い目、おふたりの手の温もりが伝わったただひとつの贈り物です。早速、今日娘に手渡しました。ちょうど来年に入ったらスプーンを使おうと思っていたらしく喜んでくれた。世界でただひとつのクリスマスプレゼントになりました、ありがとう。

加賀さんとの出会いはｕｍｉｅ、オープン当初からお客様としてｕｍｉｅに奥さんと通ってくれていた。そんな加賀さんがサラリーマンの職を捨て飛騨の家具職人になると高山に行ったのはまもなくしてのこと。今年の正月に再会、春には僕は高山へ行き、彼の仕事場、仕事ぶりを見てきた。そして息子の寛太君や奥さんとのまだ雪景色の残った高山での暮らしぶりに触れてきた。その後５月の連休にはｕｍｉｅで開催した「小さな家具・身近な道具展」へと繋がっていった。こんなことがカフェの醍醐味だろうか、たったひとつの出会いからコトづくりが生まれてる。ｕｍｉｅ８年目の誕生日ももうすぐです。

金曜日１２月２５日はクリスマス＆ｕｍｉｅの８回目のバースデイライブを開催します。
今日はその日のスペシャルメニューの試食、クリスマスリースをイメージしたローストビーフのピザ＆生ハムのピザ、そしてローストチキンのベーグルサンドです。薄皮ピザ生地にたっぷりの野菜とローストビーフがのったシンプルな食感が美味しい。
スペシャルゲストは新井仁さん、今年はたっぷり新井さんのアコースティックソロをたっぷりお楽しみいただけます。クリスマスプレゼント、抽選会など楽しい時間になりそうです。
あっ、僕もプレゼントを用意していますのでお楽しみに。

ｕｍｉｅ♪music present7、umie birthday&X’mas live
■１２月２５日（金）
　開場１９：００・開演２０：００～
■お一人様\２，０００（ミュージックチャージ\１,０００＋クリスマススイーツ＆ドリンク\１,000）その他のフード、ドリンクもご注文いただけます。
■チケットのお申し込みは、umie店頭、又はメールで受け付けています。
　まだ若干席の余裕がございます。皆様お気軽にお誘い合わせの上お越しください。
　新井さんの甘い歌声、キャンドルの光がクリスマスを彩ってくれます。

投稿者 dna : 03:58 | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月22日

アート×地場産業

今日は香川県旧県庁ホールにて全国に通用するより魅力のある商品作りをテーマにした講演会があり行って来ました。また来年７月から開催される瀬戸の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」に合わせた公認のデザイン県産品をデザイナーやアーティストと共同開発する企画の説明会がありました。

久しぶりに旧県庁１階のロビーへ、この庁舎の設計は建築界の巨匠、丹下健三さん。そして壁面には猪熊源一郎画伯の陶板作品「和敬清寂」、力強く、大胆な太陽と月が描かれている。そして木の長い椅子は剣持勇さん、スツールは丹下健三さんの作品です。
もう半世紀近く経つのにそのかたちの魅力は今も尚輝いている。まるで美術館にいるようです。普段の生活の中にさりげなくある芸術作品はいいですね。

僕の今日の目的は講演会、講師はグラフィックデザイナーの藤本誠さん、僕らの良き先輩です。いつも会えばデザインの話はよくするのだけれど講演を聞くのは初めて、１時間近く地場産業とデザインの関わりかた、モノからコトへなど分りやすく語ってくれました。今日のテーマは「地場産業に新しい花を咲かせよう」、新しい花はある日突然には咲かない、土を育て、種を植え、水をやり、やっと咲く、今日の話はそこからの話しなのだと思う。売れるモノから欲しくなるものへ育てていく生産者とデザイナーの深い信頼がなければならないと思っている。