070-diary | あるデザイナー日記

学ぶこと、感じること

身振り手振りでいつも熱く語るのは藤本さん、久しぶりに事務所に遊びに来てくれた。
藤本さんはデザイナー歴４５年の大先輩、今もバリバリの現役です。会えば僕達を叱咤激励、よもやま話はいつの間にか勉強会へと姿を変えていく。
枠からはみだせ、既成概念を壊せ、思い切り遊べという藤本さんの熱い言葉にまだ２・３年の駆け出しデザイナーの豊田、クロも真剣な眼差しで聞いている。
常に正解を求められ、無駄なことはしない、そんな今の時代の学校、会社に育てられた若者たちにとって理解するのは難しいかもしれない。
デザインとは？ずっとこのことがテーマになっていた。デザインという仕事をするだけではもはや価値のないデザイナーになってしまう。その会社、商品のまだ誰もみてない未来を描くことがデザイン。輝かしい未来図を描けるか、デザイナーの領域は広くなっただけその責任は重くなっている。

まだまだ勉強中という藤本さんの手帳はメモで真っ黒、最近作ったという作品集は藤本さんの人生そのもの、その作品の数だけ多くの修羅場を越えてきたことが分ります。
きっと僕達はそんな先輩の背中を追いかけ、後を追っているのだと思う。
きっとその歳、歳にならなければ気づかないことがあるのだ、体験で得たもの、学んだことには叶わないと思う。
大先輩をかこんでの勉強会、若いふたりにとっていつかきっと分るだろう。

今日はまた久しぶりに東京のニシウラタマミさんと電話で話した。
地球サイズで世の中が動きこの不景気の中、デザイナーの立ち位置、お客様とどう向き合うかが問われているようです。

という僕は若いデザイナーたちとと格闘中です。言語の違い、感じ方の違いに戸惑いながら熱くなっています。僕もそんな若いデザイナーだったのだから・・・

投稿者: DNA 日時: 01:43 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

響きあう

今夜はumieの定休日を利用してスペースＡriaの鹿庭さん主催の波動スピーカーによる「演奏家のいない演奏会」を開催しました。シンガーソングライター　キャロルキング・So　far away 、自由なミュージック　ジャズはボビーマクファーリン、映画音楽はシンドラーのリストなどumieのゆるやかな空間に鹿庭さんセレクトの素敵なグッドミュージックが響きわたりました。たった一つのスピーカーから流れる音とは思えない柔らかな響き、デジタルな音をこんなにも本物のように生なアナログに近い音を醸し出してくれる波動スピーカー。
人間の五感を刺激させる人に近い音、波動スピーカー、一度体感してみてください。

この「演奏家のいない演奏会」をumieで月一回、定期的にしていきたいと考えています。「街角に音楽を」とともにいい音楽をお届けしていきたい、そしてよりumieを感じてもらいたいと思います。

「街角に音楽を」昨年の秋、大好評だったスーパーギターデュオ小春ライブが決定、SAPATOSのアコースティックギタリスト木村純さんとフィンガーピッキングギタリスト杉本篤彦さんとのｗギタリストの共演、その名もスーパーギターデュオ。春も間近、大人のリラックスした春の風を感じてください。umie他、屋島テニスクラブ、DUCE、郷屋敷さんでも開催します。詳細は近日中にHPにてアップしますのでお楽しみに。

演奏家のいない演奏会が終わり、鹿庭さんも参加して豊田くん、経理の安藤さんの誕生会を事務所で開きました。umieの松下さん、DNAの川井さん、元DNAのすみのさんたちが料理をいろいろ作ってくました。ブイヤベース・パスタなど結構本格的で驚き、またクロちゃんが内緒でつくってくれたアニメにみな大感激です。
鹿庭さんから花束、ケーキは松下さんの手作り、そしてみんなからのプレゼント。
忙しい中の手作りのバースデー、みんなの優しさに豊田くん、安藤さんも大喜びです。

新人のクロちゃんが入社してからは出社時間を１時間はやめました。掃除をしてみんな集合してから打ち合わせをしています。そして僕のデザインへの考え方などを話すようにしています。大企業などの経営不振、経済の縮小の影響はじわじわ高松にも確実に及んできています。あのレストランが店を閉めたなど、そんな話ばかりが飛び交っています。
お客様とちゃんと向き合っていくために今僕達ができること、デザインでできること、自分たちがまず体験していき検証していくこと、そしてお客様に伝えていきたいと思います。
成功者のいない時代の生き方、だれも経験していない時代へ・・・勇気を持って動きだしたい、そんなことを思うこの頃です。

投稿者: DNA 日時: 16:56 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

想いをつたえる

いちご屋スカイファームさんが東京ビッグサイトで開催された地域資源セレクション２００９に初出展、社長ひとりで乗り込んだ大イベント、なんと３日間で７万人が来場したらしい。今回は農家の想いを届けてくれるパートナーと出会うことが目標でした。その孤軍奮闘ぶりが社長ブログに書かれています。初の展示会に戸惑いながらも３日間の心情がドラマチックに伝わってきます。小さないちごファームの大きな夢、その第一歩が今回の展示会、ブース、ポップ、事業案内、ショップカード手作りながら一つ一つに想いを込めてつくりました。商品、言葉だけではなかなか伝わらないことも、デザインという視覚的に伝えることで一瞬にして心を惹きつけ人を動かす力が生まれます。事業の目的をより確かに、よりスピードを上げて達成できることが事業の継続、未来に繋がっていくと思います。

明日のumieは定休日ですが、夜８時からスペースＡriaの鹿庭さん主催の波動スピーカーによる「演奏家のいない演奏会」を開催します。入場無料（ワンドリンク制）ですのでお気軽にお越しください。数ある鹿庭さんミュージックライブラリーの中からセレクトした素敵なミュージックをお届けします。波動スピーカーの音に身を委ね、ただ音を感じてください。１時間余りの音楽の旅への誘い、「演奏家のいない演奏会」明日、午後８時開演です。
この波動スピーカーは坂本龍一、湯川れい子、渡辺貞夫などのミュージシャンはもちろん、画家、ソムリエ、セラピスト、音楽療法士など多くのアーティストに賞賛され、また、東京リッツカールトンの全スイートルームへの導入やパリの日本大使館で全てのパーティ、レセプションに採用されるなど・・・注目されるバイブレーションをもったシステムです。是非一度この音を体感してみてください。本物のミュージシャンが目の前で演奏しているような生の、アナログ感がたまらない。

今年もより多くの方にこの豊かな響きと、音楽の感動をご一緒にお楽しみいただきたくて、「演奏家のいない演奏会＠高松」をumieにて開催いたします。
素晴らしいメロディや音楽の奇跡の瞬間をたどる旅、お時間がございましたら是非お越しください。

■２月１８日（水）
■北浜umie
■夜７時開場、８時から約１時間
■入場無料（但しワンドリンクオーダー制）
■お問い合わせはumie 087-811-7455か
　鹿庭さんのケータイ090-4504-9924、メールにてお願いいたします。
■予約も承りますので、お気軽にご連絡ください。

Ｓｐａｃｅ　Ａｒｉａ　
〒７６０－００２５
高松市古新町1番地４WINDビル１０３
HP： http://www.aria-music.jp/
Blog： http://aria-music.seesaa.net/
Mail: info@aria-music.jp
Mobile:090-4504-9924

umieの素晴らしくリラックスした雰囲気の中でジャズ、ボサノバ、映画音楽、ラブソングなど含め様々なジャンルのグッドミュージックをお楽しみいただきます。寒い季節、ハートウオームな選曲でお楽しみください。

ここのところ僕達の仕事は地域を越えて、地域を選ばず広がっています。umieを通して出会った方々とデザインとの融合、そして出会った方々同士がどこかで?がっています。その繋がりがジャンルを業種を越えて、地域を越えていくパワーの源になっていくそんな感じがしています。

投稿者: DNA 日時: 01:10 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

優しさのかたち・・・

バレンタインデー、人はどうしてこんなにも優しくなれるのだろう。
土曜日、日曜日、そして今日と仕事関係、テニス仲間、umie　friends、umieスタッフ、そしてDNAデザインチームのみんなからのケーキ、チョコの思わぬプレゼントにはまいってしまいました。ひとつひとつ手間がかかった優しさにあふれていて食べるのがもったいないほどでした。

昨日の昼は奈良からやってきたイリーとコータのKANADEのフリーライブが３時、５時とumieでありました。前日の土曜日にはスペースAriaの鹿庭さんのご好意により丸亀町壱番街、クリスタルドームにて街角ライブに出演したふたり。奈良に帰る前にumieで歌って帰りたいとフリーでライブをしてくれました。バレンタインライブを終えたKent君は神戸に帰る前にKANADEのライブを聴いていた、そしてたまたま高松のライブに来ていたドートレトミシーのkyo-sukeke君とyokoさんもumieに顔を出してくれてまるでumie frindsの同窓会のような賑やかなひと時になりました。
バレンタインの日に偶然にみんながひきつけられたようにumieに集まってきてくれた。
そしてまたみんなそれぞれの場所へ帰っていきました。
いいバレンタインデーになりました。ありがとう。

ライブが終わり事務所に戻るとしばらくしてKANADEのふたりがやってきた。
これからの音楽活動、今思う気持、夢を語ってくれた。umieでのライブを満席にして、お世話になった人たちを呼んであげること、さらには東京でのライブなど、そして全国へと夢は広がっていること。同時にこの不景気に音楽シーンの低迷、CDなどが売れない厳しい状況、環境が彼らを迷わせている。
歌うことが大好きで、歌うことが人生そのものなのだろう、誰もが夢見るステージに誰もが上がれない、歌に選ばれた限られた人だけのステージはあまりに遠い。

今はただ歌うこと、歌い続けることでしか道はひらけない。歌い続けた人だけに道は用意されているのではないかと思う。
その夜、DNAもみんな日曜日なのに事務所に出てきていた。
みんな一人ひとりが自分で動き出そうとしてくれている、そんな気がした。
仕事を越えて自分の仕事にしようとしてくれている。
時代は確実にかわろうとしている、その真ん中には人、人の生き方が変わろうとしている。そんな気がした。

投稿者: DNA 日時: 14:11 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

思いを込めて

ライブ前、事務所で、そしてumieの下の駐車場でみんなで円陣を組みKentやるぞと気合を込めた。このバレンタインライブは僕からKent君に久しぶりにソロでやらないかと誘って実現したもの。チケット代は２５００円、はたしてバレンタインデーにお客さんはumieに来てくれるのだろうか？内心不安で一杯でした。だけどそんな心配をよそに今日、たくさんのお客様が集まってくれたことが何よりも嬉しかった。ステージに向かうKent君、どんなライブになるのか僕はドキドキして聴いていました。

ライブはエレキとアコースティックの２部構成、Kent君のふたつの歌が楽しめたと思います。お客様の殆どが女性でしたが静かに聴き入っていてバレンタインらしい素敵な雰囲気でした。

ライブ後の打ち上げはサプライズ続きでした。umieのスタッフが作ってくれたケーキのプレゼントが用意されていたり、同じく今日高松のDIMEでライブを行なった曽我部恵一バンドの仲間、写真家竹腰さん、映像部の詩村さん、曽我部バンドのライブに出演していた島津田四郎君もumieに来てくれたり、またボワ・エ・デュポンのマダムが忙しいなか見にきてくれ、打ち上げにも参加してくれたりと、とても賑やかなハッピーな打ち上げになりました。そして高松にはドートレトミシーのkyo-sukeとyokoがサンポートでライブ。イリーとコータのKANADEが丸亀町壱番街で街角ライブとなんと新井さんを除いてumie　friends達がみんな勢ぞろいでした。何かに惹き付けられたようにみんな高松にいるなんてとても不思議な感じです。

投稿者: DNA 日時: 01:43 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)