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2009年05月09日

手で作るものづくり

umieギャラリーでの飛騨高山「小さな家具・身近な道具」展が終わったばかりで加賀さんとの一週間を振り返っています。
まだその余韻のなか、今日は美しい白壁のある街、倉敷で行われている「フィールドオブクラフト倉敷」を皆で見てきました。
真夏日のような強い日差しを浴びながら木工、漆、陶芸、ガラス、染織など、全国から集まったクラフトマンたちの作品を見て触れてきました。
ちびっ子たちのワークショップやライブ、手作りクッキーなどの販売もあり、たくさんの人で賑わっていましたが結局何も買わずに見るだけで終わってしまいました。
気になるけど買うまでの欲しいものがなかったというのが印象です。
ものという機能だけでは買わない、技術だけでも買わない、何かそこを越えた驚き、新しさ、チャレンジする気持ち、作り手の魂を感じるものが欲しかった気がします。
モノに溢れ、そして厳しい経済状況の今、消費者のものを選択する目はハードルが高くなってきていると思います。
買う側の心を捉える価格と手間のバランス感覚って難しいなと思いました。
デザインもまったく同じです。その価値を決めるのはお客さま、そんなことを思いながら見てまわったクラフト展、ゆるやかな時間と強い日差しが好きなことと売れることとの現実とのコントラストを感じてしまいました。
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
 
フィールドオブクラフト倉敷
その後、旅館くらしきmtのマスキングテープを扱っている三宅商店など気になるところをまわり、お茶を飲んだりしていい時間を過ごしました。
三宅商店のギャラリーでは「あるデザイナーさんですよね」と声をかけられびっくり、広島でスタイリストをしているというkさんは僕のブログを見てくれているという。知らない街で突然の出会いが生まれるなんて素敵で嬉しいことです。
三宅商店
高松の商店街、久しぶりに出かけて驚いた、あそこも、ここも空き店舗の張り紙だらけです。気が付けばシャッターを閉じた店がどんどん増えている状況に寂しさを感じると同時に僕達にその影が近づいてきているそんな気がしています。

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