賑わいは誰のため?
なにやら外が騒々しい、どうやら北浜アリーの中庭でイベントをしているらしい。 アイドル系?のふたり組みが歌を唄っていた。カメラを持った萌えおじさんたちがちらほら、海沿いの出来たばかりのプロムナードには、パラソルが並び、フリーマーケットが開催されていた。いつもの北浜とは違う雰囲気の賑わいだった。 |
目の前の静かな景色と似合わない賑わいに、僕はとまどってしまった。 イベントはいいこと、ライブもいいが、癒しの場所北浜で夜遅くまで開催する意味は見当たらない。北浜の町には住居もあり、近くには老人ホームもある。一体誰のためのイベントなのか、街のコンセプトを壊さない意味のあるイベントになって欲しいと願う。街に住む人のために僕らに出来ることは他にもあると思うのだが。 |
今日はDNAの仕事に興味を持ってくれたデザイナーYさんと事務所で会った。 いろんなことを話した、現在、過去、そして未来。デザインのこと。 まだ遣り残したことがあるように思うというYさんにDNAはどう映ったのだろう。 デザインの現場が揺れている。DNAも同じ、デザインの価値、領域が変わりつつある今、経営者も現場も人も変わらなければならない時がきていると思う。 好きで始めたデザインの仕事、キャリアを重ねた好きな仕事なのだ。できるなら一生の仕事として続けられたら幸せなはずだと思う。 いいデザイン環境づくりへ、僕達の世代の遣り残した仕事かもしれない。僕も変わろうと思う。 |