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2008年03月03日

wants

東京から発信されている雑誌をめくれば上質、本物、ラグジュアリー、リュクスなどの文字が躍っている。
消費を支える30才前後とその親世代の思考が同じであることなどが分かる。
裏を返すように地方において消費の冷え込みは深刻だ。
香川では貸しビルの空き率が全国一、年収200万円台の人が増えているという。
徳島では年間200万人が大阪、神戸に足を運び買い物をしにいき、地元の商店街は休日でも人はまばらだととニュースが流れてくる。

 
 
 
支店経済に支えられて来た高松はその存在を忘れられて久しい。
街は寂れ、何も無い街となってしまうのか、丸亀町壱番街など商店街の再開発が始まりはしたが、相変わらずブランドの力を借りた箱の化粧直しのように見えるのは僕だけでしょうか。
そこには僕らが欲しいものがないのです、何かが足りないと思うのです。
根本的なもののような気がしてる。
 
僕たちに投げかけられる案件はデザインだけでは解決できないものが多い。
時代のニーズでは無く人の心の中にある“wants”を刺激するもの、人が欲しくなるもの、買いたくなるもの、行きたくなるものを生み出していかなければならないと思うのである。

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