今思うこと
1月3日、柔らかな日差しが眩しい。清々しい風が僕を包んでくれる。こんな何気ないことに幸せを感じている自分に驚いたりしている。 デザインの仕事に携わって30年、常に新しいことを描くことをいい事として追いかけてきた。それはいつも自分の憧れを描くことでもあった。ものから事へ、そして今の僕は思い出だったり、記憶であったり、人との触れあいであったりする。そんな紙の上で表現しきれないものを描いて、デザインの可能性を広げていきたいと思う。 |
アートディレクター、カフェオーナーの顔、経営の舵取り、現場と経営との両面を背負いながら、この6年やってきた。事業の拡大を求めず、自分達の好きなことで経営をなしていくことは難しい。 ちょっと前にこんなことを漂泊の店主さんとも話した。ものに溢れ、情報の氾濫、大きな資本力が街の姿を変えていく中、僕達はどうやって生き残っていくのだろうか?この一年いやな言葉だが、ますます格差が勢いを増してついていくだろう。 はっきりとしない、灰色の時代に見えるのは僕だけだろうか? |
それでもこのいい空気、この素晴らしい景色は変わらずにいる。 こんな当たり前のことに感謝して、生きてる充実感を感じていたいと思う。 時代に立ち向かうのもいいだろうが、時代を受け入れていく大きな懐のような心を持っていたいと思う。 |
今日はNYから里帰りしたカメラマンYさんが尋ねて来てくれた。時間が合わず会えなかったが、海を越えてNYで僕の日記を楽しみに見てくれているという。 故郷香川が好きになってきたと彼は言う。今頃は東京かな?この日記を通してHAPPY NEW YEAR 2008。 また会える日を楽しみにしています。 |