地ブランド
12月のある日、僕らは100年は経つと思われる古民家に集まった。 小豆島の酒蔵、森國酒造さんのギャラリーづくりの一歩が始まった日でした。 新しい酒蔵の敷地内にある佃煮工場であった古民家をギャラリーにしよう! 森國社長の声のもと、コンセプトプランを詰めていった。 森國社長の酒造りへの想い、こだわりを体現できる場所へ。 MORIKUNI SAKE GALLERY(仮称)は今後の森國酒造ブランドを支える根っこの存在にならねばならない。 あれから4ヶ月余り、いよいよ図面、見積もりが終わり、工事に取り掛かります。 |
ただの古い民家のリノベーションにとどまらず、小豆島の観光そして地域の活性化に役立つ場所へ、その土地の歴史、風土、暮らしを詰め込んでカタチにしていくこと。その土地でしかないらしさを描くことだと思う。 |
島の新しい酒をつくる、森國社長の想いは、ラベル、パンフレットに現れています。 古来の手作りにこだわり、米にこだわり、水に徹底してこだわる。既存の日本酒のなかに新たに参入し、成り立っていくためにはそれだけではだめ、森國酒造らしさ、小豆島らしさを描くことが必要だった。 |
昨日の店長ブログに紹介されていましたが、醤油ぷりんに続いて、森國酒造さんのお酒を使った小豆島酒まんじゅうが商品になり発売されています。 その土地の名前を入れたブランド商品が各地で流行っているようです。 なんでもかんでも土地の名前をいれれば売れるとは限らない、商品力、売り方、見せ方、伝え方が重要になってきます。 それにもうひとつ必要なのは僕たちデザイナーの、時代を捕らえる確かな目と、そしてしなやかな感性かもしれない。 |