今日の朝、ある時期、ある仕事をさせて頂いていた、社長さんと専務さんが事務所を訪ねてくれ、ビジネスをトータルにサポートしてもらいたいと、心温まる話を頂きました。
ある時期、僕たちは輝いていたように思う。あれから10年、またここで、ひとつのテーブルにつくなんて、とても不思議な気持ちです。
「やなさん」と10年前のように呼んでくれる。ある時期を共に過ごし、エネルギーを爆発させた記憶がよみがえって来ます。
環境の変化、時代の変化、人の変化、マインドの変化・・・僕たちは、社会の変化にもまれながらも、生きて来れた。成功と挫折も経験した。
デザイン環境も、デザインの意味も様変わりしたが、デザインという仕事を続けられる一番の理由は、人に何らかの影響を与え、役に何かしらの影響を与え、役に立っていることの確認ができたときだと思います。
プロスポーツ選手や作家、音楽家たちがそうであるように、力が全ての世界、社会から求められなくなったときが、潮時・・・。いつもこのことを覚悟しながら、今まで続けてこれた。
僕ができることは、オーナーさんのビジネスを通しての夢や、問題点をグラフィックデザインという視点で、分かりやすくカタチにしたり、解決したりすることです。経営の舵取り、仕組みをデザインでお手伝いできたらと思います。
今日も小豆島に行き、打合せ。夢を預けてくれるオーナーさんの想いを僕はいっぱい受け止めようと思った。夢をカタチにすることが、僕たちの夢にもつながっていく。
変わるものと変わらないもの?
伝えたいものと伝わるもの?
今するべきことと、今最も大事にしなければならないこと?
つくるということと、売るということとは?
高松行きのフェリーの中、いろんな想いが重なる。小さな窓から見える、大きなフェリーもタンカーも、目的があるから前に向かって進んでいるのだと気づく。
今日の北浜は晴れ。
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