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2007年02月19日

モノの力

Yチェア
このYチェアは、もう10年、僕のそばにいる。
umieに6脚、事務所に2脚、僕の席になっています。当時、1脚58000円は僕には高価なモノだったが、思い切って買った。 いつかYチェアをと、柳沢広告制作室を開いた記念にと揃えたものです。
自分の年を重ねていくのと同じように、このYチェアも人の手垢で色濃くなってきたけど、その魅力は失せない。先日も一脚、張り替えをしたが、元の元気な姿になって、使われています。
10年、いやこれからもずっと僕のそばにいる、このYチェア。この椅子のおかげで、デザインという仕事を裏切らずに来れたと思っています。

umieの本
Yチェアと同様に、本とか音楽も時とともに増えていますが、自分のお気に入りは、捨てられない。

これらのいいモノたちは、umieに欠かせない大切なモノとなって、お店のあちこちで活き活きしています。

いつまでも変わらないモノたちは、いつの時代にも新しい。

今日の北浜
今日の北浜は晴れ。力のあるデザインをしたいと思う。

2007年02月18日

人のチカラ

店長の松下さん
umieをオープンして、丸5年が過ぎて、6年目が始まっています。
ちょっと過去を振り返ったりしてしまう年月を、umieも僕も経験してきた。
デザインというものを、もっと身近に感じて欲しい。人、もの、ココロがひとつになれたら、うれしい。そんな僕の想いが詰まった場所がumie。
そこは、Cafeの顔をした、僕らのデザインの表現の場所です。

リノベーションだとかいう言葉はまだなかった。カフェブームなんて、関係なかった。
開かれたデザイン事務所へ−業界といわれる枠組の中で、大きな仕事?お金?安定?それだけで、満足しきれない。ただ、デザインのキャリアを積むことの虚しさに包まれていた。
あれから5年。umieはまだ続いています。今日もたくさんのお客様を迎えることができました。

よく会社を支えているのは、2割の人とか、車1台に乗れるか、乗れないかの人が会社を理解し、オーナーの夢をカタチにしてくれて、支えてくれると言われているが、umieとて同じです。
店長の松下さん
umieの店長(松下)は、まさしく、そのひとり。
旅館のおかみをやってくれないか?の僕の一言で、カフェの道に入ってしまった松下に、僕はさらに言った。3年は休まず続けよう、と約束した。僕らのデザインとカフェという、新しい場所づくりが始まりました。思い返せば、書ききれないことがいっぱいだが、umieがいつか無くなったときに話そうと思います。

ゼロからの何もかもがはじめてのこと。ただ日々を一生懸命過ごし、ただ続けていくこととは、どういうことなのかを、松下は経験してきた。
喫茶店でもない、レストランでもない、カフェとはなんぞやという問いかけに、まだ答えはない。
人と人を結び、人とものを繋ぎ、人とココロを紡いでいく。ほんのちょっとのやさしい空気感が、カフェなのかもしれない。

umieのシーン

今日もまた、彼女はumieにいます。彼女そのものがumie。働く姿に、ただ頭が下がる想いです。


umieのシーン
カタチにするまで、あきらめないことと、かすかな可能性に希望を持ってあきらめないこと。そして続けていくことしか、僕らには出来ない・・・。
umieは明日も普通の顔してOPENです。

今日の北浜
今日の北浜は、薄曇り。釣り人をumieの前に見かける季節になりました。

2007年02月17日

umie

土曜日の朝
土曜の朝、僕はたいていumieのここに座り、コーヒーと新聞と、新しい本を読みながら過ごす。
昨日までの一週間を振り返ったり、明日からのことを思ったり、デザインのことを考えたり、経営的なこと、自分のこと、頭の中でいろんなものを整理する時間でもあります。

この席は、僕のお気に入りのテーブル。ここからは、店内が見渡せ、お客様の表情を見ることができるからです。
実は、このテーブルは、僕の仕事机で、MACが入る前、手作業でデザインしていたときのものです。1,100×2,700とかなり大きい。素材はひのき。柳沢広告室を始めたときに作ってもらったもので、Yチェアもその時に記念に買った。
あれから10年、無垢の板は、キズだらけ。あちこちにタバコの跡、ふし目のさけ、色もアメ色に染まっていますが、変わらず、今でも僕のお気に入りの場所となっている。

umieでの歓談
昨日の夜、森國酒造の取材に来られた、日経BP社のプロデューサーの方と森國社長、PR会社の妹尾さんとumieで歓談。たまたま秋田、長野、岡山、高知と生まれ故郷の違うメンバーが揃い、地域性の話で盛り上がりました。見渡せば、umieのテーブルには、様々な人達が集まっています。
手前が僕たちのテーブル、その奥には、森國社長と同じ、四国の企業家グループが集い、また女性同士、カップル、ひとりの男性等々。それぞれが、それぞれに合ったテーブルに座っていて、umieらしいいい雰囲気でした。

Kagawa Cafe Book
今日のブログを書いていると、TJ Kagawa発行のKagawa Cafe Bookが手元に届きました。
香川のカフェ130店が掲載されていて、umieもトップページ4Pにわたって書かれています。ありがたいことです。
umieの記事は、ライターさんの主観で書かれていて、読んでいて楽しい。第3者の目で見るumieと僕の考えるumieとは当然違う。また、umieのお客様が受け取るumieも、また違うと思っている。

umieに足を運んでくれる方、そのひとりひとり持つイメージがumieなのだと僕は思っている。イスも、テーブルも、本も、音楽も、メニューも。umieにはルールが無い。お客様も、男女、年齢に境が無い。いつも変化している途中が、umieらしさだと思っています。

この場をかりて、TJ Kagawaのライターさんにありがとうです。

今日の北浜
今日の北浜は、一日中雨。僕の頭は、まだいろんな事がぐるぐる、整理できないままです。

2007年02月16日

新しいチャレンジ

森國酒造
今日の僕はカメラマン。
日経BP社の日経ビジネスの別冊(新しい仕事にチャレンジしている人達の工夫や苦労話)に、小豆島の森國酒造さんが取り上げられ、今日はその取材と撮影で小豆島へ。
カメラを向けながら、あらためて森國社長の話を聞きました。お酒づくりの話。デザインの話。小豆島の話・・・。自分のいいと思ったことを行動に移し、カタチにしていく。この判断と決断力、僕たちデザイナーをはじめ、森國さんをサポートする人達への信頼、経営者としての森國社長の顔を垣間見ることが出来ました。
瀬戸内海
僕も立場が変われば、森國社長と同じです。そして今日、一緒に時間を共にした方も同じです。
誰と誰がとか、肩書きとか、業種とか、又デザイナー、プランナー、広告代理店、PR会社とか、いろんなものの垣根を取り払って、その道のプロ達がひとつのチームとしてまとまって、新しい仕事にチャレンジしていく姿がここにあります。

例えば、お酒を売るのに、まず箸を作り、売る。ここには、木の職人、デザイナーが必要です。
例えば、お酒を売るのに、お酒に合った料理が必要。ここには、料理の職人が必要です。

ひとつのことをカタチにして、仕上げていく過程のなかには、たくさんの方の力が必要です。

いいチームだね、と言われたいと思う。

森國酒造

2007年02月15日

GOOD MORNING

香川朝日広告
we always have a good time here.
ここにはいつもいい時間が流れています。

毎月恒例の香川朝日全3dシリーズ広告ができ、今日入稿しました。
umieの朝の始まりは9時。ちょっと遅めのモーニング、ちょっと早めのブランチにも楽しめるメニューが登場します。

プレート

ホットサンド
サラダ ベーグルドック
野菜をたっぷり使い、県内農場直送のたまごとベーコン、フレッシュジュースなど、カラダにやさしいメニューをご用意しています。ぜひ一度お試しください。

僕のカフェの理想は、お客様にとって使い勝手のいい、いつでも開いているカフェです。
さすがに24時間というわけにはいかないのですが・・・。
umieの朝は、とても気持ちいい。窓から差し込み、陽射しに包まれた、心地いい時間、店長おすすめの一冊を読みながら、ゆっくりと始める一日もいい。
umieの朝
今日の北浜は晴れ。ひさしぶりに、ほぼ一日、事務所で過ごす。

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