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2008年12月11日

未来へ

森國酒造

森國酒造


森國酒造

軒先の干し柿が秋から冬へと季節の移り変わりを感じさせている。今日は小豆島へ。森國酒造さんとのミーティングに参加してきました。森國さんと出会ったのはちょうど3年前の今頃か、秋だったと思う。お酒のラベルデザインに始まり、HP、パンフレット制作に関わってきました。その間、早朝の暗闇の中での一分、一秒を争う仕込み風景、また毎朝汲みに行くという湧き水など撮影、その現場に立ち会い、酒造りの凄さを肌で感じてきた。
森國酒造が最後の酒蔵と言われるほど日本酒を取り巻く環境は厳しい、年々蔵の数は減っていく状況のなかにあってあえて島で酒蔵を興した森國さん。ある人は侠気の沙汰だとも言うほどだ。
この3年、新しい酒を造り、新しいラベルデザインで新しい酒を造った。そしてまもなく蔵を移し、そこに残されていた佃煮工場であった古民家をリノベーションして酒造りを体感してもらうギャラリー、カフェ・バーも作った。
森國酒造の名前は島を越えて全国へと発信されていった。
急激な環境の変化に戸惑いながらここまで走り続けてきたがこの厳しい経済環境は企業も人もモノもいろんなことを変えていく。デザイン環境もしかり、じわりじわりその影が近づいてると感じている。
この冬、これからというときにカフェを休業することが決まった。ギャラリー、酒の試飲、販売はそのまま継続していくという。この冬は酒造りに専念したいという森國さん、杜氏の花田さん、佐藤さん、事務の高橋さん、奥さんとみんなが揃うのは久しぶりだ。テーブルを囲んで話し合った。これからのこと、したいことなどみんなの声を聞かせてもらいました。
僕達に出来ること、デザインで出来ることをもう一度考えてみたいと思った。原点へ、戻ろうと思う。新しい酒が出来る来春のカフェ再開を目指したいと思います。

森國酒造

森國酒造

森國酒造

森國酒造

森國酒造
いよいよ曽我部恵一さんのライブがこの日曜日に迫ってきました。
今日は当日の設営、準備の打ち合わせをしました。
心配なのは天候、天気予報では日曜日だけが雨マーク、前後は晴れマークなんて意地悪ですね。みんなの思いで晴れにしましょう。

今、TBSテレビで放送中の昼ドラ、鈴木亜美さん主演のラブレターの撮影が小豆島を舞台に行われています。
その中で共演している左とん平さんが良く飲んでいる酒が森國さんの森の文字が入ったお酒です。スタッフの方も夕食時に良く飲んでいるらしい。

Casa BRUTUS 1月号にも掲載されたり、今、注目の酒蔵、森國酒造。更なる未来へ新しい挑戦がはじまります。

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