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2008年12月03日

アナログ人間

だいぶ前、コンピューターなど僕達の仕事はデジタル化へと一気に進み始めていた頃のこと。仕事先で、デジタルを操る人にもうちょっととかそのぐらいとか指示をしたら数値で言ってくださいと怒られた記憶がある。当然僕は怒り、言い合いになり、大人げもなくけんかになりかけたことを思い出した。
もうちょっととか、そのぐらいのとかいう感覚はみんな違うけれどもうちょっとという数値では言いにくい曖昧な感覚を想像できないのは悲しいことだと思っている。

KANIWA
確かにデジタルの数値は正確で非がなく、暮らしを飛躍的にスピード化し、豊かにしてくれた。が、人間本来が持っている曖昧さとか少しのずれた感覚が人の心に引っ掛かりを持たせ、印象を残していくのではないかと思う。

KANIWA
デザインしかり、音楽、アート、物も人もそんなアナログ的へと原点回帰が始まっています。アナログ、手で作り、最後の形にする手段としてデジタルを使う、そんなデザイナーさんたちが確実に増えています。

KANIWA
Ariaの鹿庭さんがぞっこんの波動スピーカーが人気です。もはやスピーカーではなく楽器なんだというアナログスピーカーの音の波は体の中に溶け込んでくるようです。
そんな鹿庭さんのもうひとつの顔は鞄の専門家、創業100年目という鞄のカニワが丸亀町商店街から少し離れた場所で新しいショップ、101年目のカニワ、ESSENCE OF KANIWAをオープンしました。
今日はその告知DMの色校正紙があがってきました。
キャンバスにアクリルで色を何回も塗ったり、紙を切って葉っぱをいっぱい作ったり、鞄の素材を写真で撮ったり、手触りのいい紙を選んだり。
楽しい仕事になりました。

今日の北浜
今日の北浜の朝はとても美しく、爽やか。
さて、今日もがんばろう。

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コメント

鹿庭さんへ

波動スピーカー、カニワのショップといよいよ新しいスタートですね。

この一年、同い年の鹿庭さんと接してとても楽しかったです。

有難うございました。

素敵なDMをありがとうございました

素材感を大事にしているメーカーにも送らせてもらいます。

来週にはお客様に届く。

味のあるバッグ店となるようがんばります。

皆さん風邪をひかないよう。

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