高松らしさ・・・VOL2
高松らしいお土産は?と聞かれてすぐに出て来るものがない。 高松らしいものと限定されると意外と無いのに気づく。 |
高松田町商店街を南に抜けてすぐ西側、真っ黒な店構えに手描きの看板が気になった。「讃岐・高松 おととせんべい」、たこ、海老、など季節の讃岐の小魚を厳選、一枚一枚、手で焼いている。魚のかたちがなんとも美しく、まるでお魚のアートです。子供にも喜ばれそうでつい買ってしまいます。 手焼きだから大量に作れない、希少性。瀬戸の香りがするまさに高松らしい土産だと思う。メディアでも多く取り上げられ、生産が間に合わないほど人気だそうです。 |
日曜日の昼下がり、僕は事務所である青年社長と若いデザイナーKさんと3人で、ある商品のデザイン開発について話あっていた。 目に見える形、意匠としての売れるデザインの依頼だった。巷に氾濫しているお土産のデザイン、そのデザインへ至るまでのプロセスをデザイナーからの提案だけではなく、依頼者も一緒になって関わっていくことを提案した。 商品開発、デザイン開発、そこにしかない新しいものを生み出していくためには、現在を見つめ、過去を掘り起こし、未来を想像していく作業が必要だと思うのです。その中にきっとそこにしかない、デザインのヒントが隠されているはずでそれを見つけ出していくことが僕達デザイナーの仕事だと思っている。 のような、あいまいな、分ったつもりのデザインのかたちではなく、必然としたデザインのかたち、そこには説明や分けなど要らない、そこにしかないデザインのかたちが当たり前のように存在していると思うのです。 限りなく可能性を持ったデザインへ、若いふたりの挑戦が始まっています。 |