いつも夢を見ていたい
エアコンを止めて仕事机の横の窓をあけると、気持のいい風が流れてきました。季節は秋へと日に日に移り変わっていくのがわかります。メローな日々、ここのところ日記も書けずにいました、自分の許容量を超えてのこの夏の出来事の後、抜け殻のようでしたが少しづつですが元気が出てきました。 |
今日は漂泊(ハク)さんからお借りしてあるカタログ用のガラスペン、インクの撮影をumieでしました。明日はパティオさんの商品を撮影します。時間をかけての撮影、デザイン、現場での仕事が僕はやはり好きなんだなと思いました。先日スタッフとの話の中で僕はいいました。「僕のデザインに対する考えは若い頃と何にも変わっていないよ。」そして「デザインの仕事はいつも僕の憧れ、夢を描くんだよ」と言った。今もそうなんだと。人に夢がある限りデザインは無くならない。と信じてる。 今日はある産婦人科に呼ばれ、打ち合わせに行って来た。先生の奥さんから差し出されたパンフレットは僕が20年前にデザインしたものだった。僕が33歳の頃のこと。「このパンフレットでお客様を増やしてきたのよ」と言ってくれた。僕はもう20年も前のことかと唖然とし、驚いた。20年間、無くなっては増刷して大切に使ってくれてたことに僕は驚き、嬉しかったのだ。 新しく作り変えるか、残すか?デザイナー冥利に尽きるとはこのことかもしれない。 夢を描くこと、僕はまだ夢を見る自分でいたいと思う・・・。 |