新聞広告
高松の朝日町にある制作会社アドプランターの3階にあるギャラリーMONに行ってきた。 今、このMONでは新聞広告の展示をしている。昭和4年代、50年代、60年代から今にいたるまで会場一杯に新聞広告が並んでいた。新聞広告が全盛だった頃に僕もいた。 新聞広告を作るのがステータスであった。コピー1行にワンビジュアル、自分が作った広告が今日の一番だと争い、新聞をめくるのにどきどきしたのも今は懐かしい。 アナログないい時代だった。MACの功罪はともかく、デジタルになってからは手を使って作るという楽しさを奪われてしまった。そして皮膚感覚が奪われ、新聞広告も印刷物も同じように作られていくようになってしまった。新聞広告は新聞広告なのだ。洒落た紙面は美しい。 |
アドプランターの社長Kさんは、僕が広告の世界に入ってからずっとお付き合いさせてもらっている大先輩。デザイナーの前を行く人。今も尚その情熱は冷めず現役。 久しぶりに新聞広告の話に盛り上がってしまった。 昨日のうっちゃんと同じく、仕事以上のことをしてきたというKさん、その顔は憂いとともに今も尚新聞広告にこだわるプライドが滲んでいた。若いデザイナーさんに是非見て欲しい。入場無料。30日まで。 新聞広告の活き活きとした紙面が踊っていた。時代は巡っている・・・。 |
コメント
nanaeさんへ
川添さんと久しぶりに広告の話をして
僕達のいい時代を懐かしく思いました。僕は今でも思考はアナログ、これからもアナログです。そんな生き方をしたいと思います。デザインは手やカラダで作らないとね、駄目だと思ってる。また事務所に遊びに来てください。
投稿者: Anonymous | 2008年06月19日 02:58
久しぶりに遊びにきたら、びっくりしました(笑)懐かしいな〜(しみじみ・・・)
実はギャラリーにはまだ足を運んでいません。
新聞広告。懐かしいですね。私は丁度アナログからデジタルに移行する時代にいたし、チマチマとカッターや定木を使って版下を作っていた頃を思い出しましたよ。『写植』だなんてもう死語なんでしょうかね。。。
何だかなにもかもが懐かしいです。
投稿者: nanae* | 2008年06月18日 16:00