夢の先へ
今日の北浜の夕暮れはとても美しかった。風も波もない絵に描いたように静かだ。 好きでデザイナーになった右も左も分らなかった20歳の頃、27歳でフリーになった。 何もかもが初めてだった、ひとり事務所で泣いたこともあった。徹夜、やり直しの連続、なぜそこまでしなければならないのか。プロになるということがどういうことなのかを思い知らされた。 デザインの仕事の楽しさを思う存分吸収した30代は今の僕の土台になっている。 数え切れない仕事量とスケジュールは今の若いデザイナーには話しても分らないかもしれない。毎日出稿に追われ、最終の佐川急便に間に合わせたのも懐かしい。 マラソンは折り返してからは早く感じるが今はそれと似ている気がする。走り続けてもたどり着けない夢の先・・・。 今日の美しい景色にデザインとは何なのか、もう少し頑張って見ようと思った。 |
Kent FUNAYAMA君から新曲がメールで送られてきた。umieコンピレーションCD用にKent君が作ってくれたのです。わくわくして聴いた。何かが吹っ切れたようなとても気持ちのいい曲だ。嬉しかった。まだKent君にはメールしていないけれど何か通じ合えてるのが嬉しい。 僕の30代を今Kent君は走っている。思い切り走りぬけて、カラダで感じて、夢の先を見てもらいたい、そんな気持ちでいる。ありがとう。 |