kitahama turquoize
ダウンジャケットをクリーニングに出し、ジャケットもシャツも衣替え。事務所のストーブも静かになってきた。北浜の空も海もいつのまにか春色、ターコイズブルーに染まっている。 そんな北浜を描いたサイト、「kitahama turquoize」を作ったK君というデザイナーの話をしようと思う。 K君は3年ほど前に僕の事務所でほんのちょっとだけ働いていた。30歳半ばを過ぎてデザイナーになりたいと面接にきた彼、面白い奴だと思い、お試し期間をつけた。結果は僕が駄目だしした。 その後、しばらくして北浜で顔を良く見かけるようになった。近くの印刷屋さんでデザイナーとして働いていると言う彼と、仕事を離れての付き合いが始まった。umieのイベントで手伝ってもらったり、事務所の床の塗装を一緒にしたり、引越しも手伝ってもらった。気が付けばいつも僕の近くにいるK君であった。自分の仕事を見て欲しいと持って来たり、事務所にも遊びにくる不思議なK君です。 そんなK君がちょっと見て欲しいとアドレスを送ってきたのが、この「kitahama turquoize」。ウェブは独学だという。写真もいつの間にか撮ったりして、それがまたなかなかいいのだ。知らぬ間に自分のサイトを独学で作ったことに、僕は感動した。サイトの出来は言うまい、そんなことはどうでも良く、やり通したことに賛辞を贈りたいと思う。 辛抱とか我慢とかが通じなくなってきた今、こつこつ、粘り強く、丁寧に作り上げた気持が嬉しい。 40歳になったK君、今、青春真っ最中です。 「kitahama torquoize」是非一度覗いてみてください。そして感想など聞かせてください。 |