さらなる挑戦
デザインの最先端情報雑誌、NIKKEI DESIGNに小豆島森國酒造さんの地域ブランドへの試み、デザインの関わりなどが掲載される予定です。今日はその取材のため小豆島森國酒造さんに行ってきました。 森國社長と僕との出会い、一本の日本酒のボトルのラベルデザインから始まったデザインとの関わりかた、デザインの重要性。小豆島から全国へ、酒造りに小豆島を選んだ社長の思い。そしてフォレスト酒蔵森國ギャラリーを作った経緯など、今に至るまでを話をさせてもらいました。NIKKEI DESIGN 1月号に掲載予定です。本が出たらまた報告したいと思います。何年も愛読しているデザイン専門雑誌に自分が関わった仕事が掲載されるなんて夢にも思わなかった。 数ある全国の事例の中、森國酒造さんを選んでもらえたことがなによりも嬉しい。この2年余り、森國社長と僕たちがしてきたことが、ちょっとづつ花開いてきた感じがしますが、まだまだ道半ば、険しいことには変わりは無い。 |
今日は新しい酒のボトルデザインを提案、瓶を並べ、見つめる森國さんは経営者の 目をしていた。更なる挑戦が始まっています。 |
ここには来るというより、帰ってきたという思いが強い。軒につるされた干し柿、風に舞う暖簾、そして森國さんが好きで集まってきたスタッフの方々、高橋さん、みっちゃん、米倉君。みんなの顔を見るだけで笑顔になれる、言葉なんか交わさなくても通じ合える。ずっとここに居たいと思う。見送ってくれるみんなにありがとうと心の中で叫んだ。 |
打ち合わせが終わり、近くの平井製麺所さんにお邪魔してきました。うわさには聞いていましたが、ここにはそうめん作りへのこだわり、職人の気迫が脈々とながれていました。そうめん一本、一本、美しく並んだ姿は、製麺所というよりまるでそうめんミュージアムのように見えた。 語る平井社長さんの顔には、そうめん作りを愛してやまない研究者のような眼差しがありました。今度はそうめんを頂きに行こうと思います。 |
酒造り、そうめん造り、ものを作ると言うこと、生み出していくことに人生を架ける男たちがいます。たった一つの道を究めていく清さにまぶしさを感じました。デザインとて同じ、時代と真っ向から向き合い、闘いながら、もっと、もっとと言う気持ちだけが自分をのばしてくれる。自分を信じて、仕事を愛することがものづくりの成功の秘訣かもしれない。 |
久しぶりのフェリー、天気も良く、見上げる空は相変わらず大きく、柔らかかった。 |