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2007年03月03日

ふわふわ

ふわふわ
ふわふわです。
北浜の街を覆うような、大きなふわふわ雲です。
徹夜のあとの事務所から見る、ふわふわな雲は、まるで自然のアート、気持ちもふわふわになってくる。
デザインのためのデザイン、極み過ぎるすきのないデザイン。
最近、ケータイ電話、店舗、商業ビル、車、ファッション、料理・・・などなど、デザインを意識した、デザインという言葉を使ったものが流行っています。
僕もデザインに携わっている人間なので、それはそれでいい、と思っていますが、何か完成されすぎていると、つまらなく思ってしまうこの頃です。
全てではないが、次々と生産され、あっという間に消えていくそのものたち。ちょっと悲しさを感じてしまいます。デザインが消費されていく感じでイヤだ、と思う。

umieのいちご

umieで使用のいちご。
ちょっと不揃い、ちょっとピンがぶれている、ちょっとはずれている、このよっと隙があるものが僕は好き。
人もものも完成されていると、面白くない。これから先が楽しみになる位の時が、人もものも面白い。


umieのたまご

umieで使っているたまご。

umieで使っているたまご、いちごは農場直送です。デパートなどでは扱われない、不揃いのものたちです。
ちゃんとつくって、美味しいのに市場では価値がないものたち。いびつで、不揃いなものたちの方が、手づくりらしさ、美味しさ、元気に見えたりするのにね。

umieのインテリア、本、音楽たちも同じ仲間。
市場で眠っていたり、追い出されたものたちがたくさんあります。

何かこれいいね!というものを見つけ出していくのは楽しい。
今日の北浜は晴れ。サンポート高松は、フラワーフェスティバルで大賑わいです。
やっぱり大地のチカラにはかないません。


ふわふわ
人の気持ちをふわふわさせるデザインがしたい、と思う。

2007年03月02日

いのくまさん

猪熊先生のスケッチブック
猪熊先生のスケッチブックと題して、四国が誇る人 猪熊弦一郎画伯生前VTR上映会」をumieにて開催します。
3月11日(日)PM7:00〜です。定員60名、開催日等告知が遅くなりましたが、どなたでもご覧頂けますのでお申し込みください。
参加費は2,000円ですが、umieのワンプレート・ワンドリンク付ですので食事を楽しみながら、デザイナー平野湟太郎さんの熱い想いと上映会。猪熊さんがお話されている貴重な映像もあります。
日曜日の夜、ゆったりと楽しいアートに触れてみるのもいいと思います。
いのくまさんはたのしいな
いのくまさんはたのしいな
「いのくまさん」が丸亀の猪熊弦一郎現代美術館にて4月15日まで開催中です。
僕はまだ行けてませんが、春休みも間近、近いうちに見に行こうと思います。3月21日(水)には、福田繁男さん(デザイナー)の記念講演会もあります。

こうして、地元の偉大な芸術家「いのくま」さんの上映会を地元のカフェumieで開催することはとてもいい事だと思います。
アートがどんどん身近になって、もっと気軽にアートに触れる機会が増えていく。
普段の生活の中に普通にアートが溶け込んでいければと思います。
開かれたアート、デザイン、場所へ。
時代が変わろうとしています。
今日の北浜
今日の北浜は晴れ。
春の陽気に誘われて、ゆったり、ゆっくり北浜めぐりもいい。

2007年03月01日

美味しい!

朝採りいちご
朝採りいちごの生クリーム添え、原寸大です!

朝採りいちご

朝採りいちごのシャンパンゼリー。


朝採れいちご
スカイファームさんの朝採りいちごを使ったメニューが出来ました。
採りたての枝がついたままのいちご。いちごのかわいいお花を添えて、おいしさそのままシンプルに食べてもらいたい。
一口で食べきれない大きさに、びっくり。見た目も、食感も、カラダが喜ぶ美味しさ!昼までのブランチメニューにも付いていますので、一度食べてみてください。

今日の北浜
今日の北浜は晴れ。北風が強く、寒い一日。
美味しさは、素材を生かし、見た目に美味しそう!という人の五感を刺激することから生まれる、と思います。

デザイナー

Macでお仕事
僕がサラリーマンデザイナーから本格的にプロとしてデザインの仕事を始めたのが27才。高松でデザイン事務所がポツポツでき始めた頃のはしりだった。
当時の僕は、右も左も分からず、ただデザインの難しさに、自分の才能のなさをなげいていたように思います。
徹夜、徹夜のくり返し、プロの道に入ったことを後悔したりもして、上手く出来ない自分に情けなくなり、泣いたこともある。
D.N.A 事務所
気がつけば、あれから25年という歳月が過ぎようとしています。思い返せば楽しいことばかりが残っていて、つらい時、悲しい時もあったが、喜びの方が多く記憶に残っています。プロになってからというもの、ほとんどの時間、カラダ、アタマは、デザインのことばかりです。まさに、身を削る仕事を体験してきた。アナログからデジタルへ、デザインの工程は変化し、業界の流れも変わってきた。そしてデザインの世界に入る人も変わってきた。
スタッフの寝顔
夜も明けようとする頃に、仮眠をとるスタッフたちを見ると、自分の若い頃と重なってしまいます。時代が変わろうと、デジタル化が進み、効率がさけばれようが、デザインの現場は何も変わっていない。
レイアウトの自動化は可能になったが、デザインの自動化はまだない。人の手。人の頭、人の感覚、感性を使うのがデザイナー。その人の変わりはいない。
自分の時間、カラダ、頭を削るのがデザイナー。そんなものと覚悟を決めるのは、誰もができない。それができる人がデザインという、ただひとつのものをつくれる、最高の喜びを得られるのかもしれない。

今日の北浜
今日の北浜は晴天。心地いい朝を迎えています。ガンバレ、デザイナーと叫びたい。

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