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2006年12月11日

虹を見た。

虹
あるプレゼンの帰り、虹を見ました。
金・土と2日間、徹夜状態で、スタッフみんなと過ごして仕上げ、そのままプレゼンに行った。先方に僕らの考え方、思いを伝えて、デザインを見せる、緊張の一瞬です。
デザイナーという職業は、こんなことの繰り返し。何年やってもこの緊張感は変わらない。心地いい緊張感を得るために、僕らは集中する。ぎりぎりまで考える。 結果はともかく一生懸命がんばる。
無事プレゼンが終わり、同行のコピーライターも運転しながら安堵の表情をしてる。そんな時に、目の前に虹が出てるなんて。
緊張から安堵へ、そして希望へと心が変わっていきます。頑張ることって、やっぱりいいことだと思ったりする。一緒に過ごしてくれたスタッフの顔が浮かぶ。頑張ってよかったね、お疲れさま、と電話を入れる。
デザインの仕事は効率とかやり方とか関係なく、非効率な仕事。一見、無駄なようなこと、非効率的なことに、今どき一生懸命になれる不思議な職業だと思う、と同時に、しあわせな職業だと思う。
D.N.Aの1年

この1年、いろんな人たちと出会い、いろんな職業に関わらせて頂いた。デザインを通じて作れること、伝えられることは、きっと喜びだったり、感動をわかち合うことのように思います。


お知らせです。
12月14日(木)12:00〜13:30 中央公園にて「Cafe de 話そう 道路環境! 」と題して、お茶を飲みながらの愉快なフリートークが開催されます。
先日、四国の道路サポータークラブの方からお誘いを受け、umieが出店しますので、ぜひお出かけください。
なんと、ウエイターが桂こけ枝さんで、ウェイトレスはFM香川の中井今日子さんです。
おいしいコーヒーを飲みながら、Cafe気分でお越しください。

2006年12月10日

ジャケ買い

Urb Urb
今ドキ美人は、お酒だって「ジャケ買い」。
30代のビューティーチャージマガジン「アーブ・Urb」の12月号に、森国酒造さんの日本酒が掲載されていたので、早速買ってきました。
今までのお酒のイメージを変えたユニークなラベルデザイン、おしゃれなデザインが人気だそうです。森国酒造さんの、島の自然・時間をモチーフにした4種類のラベルの他、八戸酒類、桝一市村酒造場さんの斬新なデザインの日本酒が載っています。
昨日のNHKの番組取材、若い読者向けの女性誌に、と森国酒造さんが今注目されている。日本酒といえば、酔っぱらったオヤジかウンチク好きの酒通、のイメージでしたがお酒もジャケ買いの時代になってきたようです。

僕の仕事場のある北浜は、小豆島行きフェリー乗り場のすぐ近く。フェリーで約1時間、高速艇だと約30分のところに小豆島はあります。新聞と缶コーヒー片手に行く穏やかな瀬戸内海、美しい島々を眺めながらの船旅はほどよい時間で、僕にとっては、日常から非日常への切替えの時間でもあります。

1年前、小豆島に別件で行った際、たまたま森国社長との出会いがあり、それが森国酒造さんとの仕事の始まりでした。森国酒造さんの、新しい日本酒のラベルのデザインに取りかかるにあたっては、小豆島の魅力とは何なのか?を考えるところから始めました。

小豆島の従来のイメージは、オリーブ・寒霞渓・佃煮・そうめん・醤油・二十四の瞳、といった地場産品が浮かぶ程度です。土産物売り場にも何回も足を運んでみたが、どれも買う、という行為にまでなかなかならない。心が動かされない訳です。
観光地も昔ながらのスポットで、新鮮味に欠けている。島に渡るたびに、高松に帰りたくなくなるほど、島にいる時間が好きになっていく。僕が感じたのは、小豆島は何もないのであり、その何もないのがいい、と思う。
何か新しいものを描くのではなく、何もない、をデザインすること。
砂浜に立って、目を閉じると聞こえてくるのは、波の音、風の音、行き交う船の音。目を開けるとまばゆい太陽の光、影、木もれ日…都会で味わえないときの流れを感じる、カラダ全身で自然を受け止めている感覚です。

梅の木 屋根
小豆島のゆったり感や、光、海、空、木々などの豊かな自然と、森国社長の地酒づくりへのこだわり、手作り、希少性。
都会の街のとあるマンション。そこには若い夫婦が暮らし、ダイニングテーブルにはオリーブオイルをたっぷりと使ったパスタ。そばにはグラスが2個、横には森国酒造の日本酒が並ぶ…
あたりまえのようにある普通の暮らしを思い描いてみる。 そんなライフスタイルを持つ人達に一瞬にして手に取ってもらえる、人の五感を刺激するラベルにしたいとデザインしました。
酒と肴
島を愛し、島の地酒を造る、森国社長の想いは熱い。
ジャケ買いをしてくれた人達をうならせる酒を造り続けて欲しいと思います。小豆島から全国へ。僕達のチャレンジは始まっています。

2006年12月09日

心温まる場所へ

クリスマス
キャンドル、ステンドグラスのやわらかいほのぼのとした灯。
ステンドグラス ステンドグラス
ステンドグラス ステンドグラス
光の形、色、がつくり出す感動。
クリスマスオーナメント クリスマスオーナメント
クリスマスオーナメント クリスマスオーナメント
そっと飾られたクリスマスオーナメント。
ひとつひとつ手のかかったつくり手の気持ちが伝わってくる。
umieオリジナル クリスマスカード umieオリジナル クリスマスカード
umieオリジナル クリスマスカード umieオリジナル クリスマスカード
umieオリジナル クリスマスカード umieオリジナル クリスマスカード
umieオリジナル クリスマスカード umieオリジナル クリスマスカード
umieオリジナル クリスマスカード umieオリジナル クリスマスカード
いろんなumieのクリスマスを彩ったクリスマスカードもみんなハッピーを感じています。
冬のumie
人が人を想い、一年中で一番やさしくなれる季節。そんな温かい場所へ、人は集まる。
フォームドミルクいっぱいのカフェ・オレがカラダを温めてくれます。

お知らせ
・umie横のギャラリーでは、郷愁の町ポルトガルフェア開催中。
・umie横のギャラリーSFでは、ドイツのクリスマス展開催中。
・9日、10日はクリスマスステンドグラス展も併設。

2006年12月08日

心地いい場所へ

仮事務所
ある会社の引っ越しするまでの借りの事務所です。
戦後に建てられたろうと思われる納屋、外の寒気が素通りしてくるように、あちこちすき間だらけだ。置いてある金庫、冷蔵庫、電話、パソコンの配線、電気のコードなどが、からみ合うように並んでいる。そこに事務の女の子が防寒着を身につけている。
ストーブが焚かれたそのスペースは、古い納屋に当たり前のように存在し、昔からそのままあったように見えた。まるで映画のセットのようにも感じられる程、いい空気に包まれていた。
心地のいい場所をつくるってなんだろう、と思う。カタチだけをつくるデザインはやめよう、見た目を気にしてるだけのインテリアはやめよう。わざとらしい装飾はやめようと思った。当たり前のように心地いい場所を作りたいと思う。
なかなかいいでしょ、僕この感じ好きなんですよ。と社長が言った。
ここには、人の温もりがありました。

2006年12月07日

小豆島発、全国ブランドへ。

森國酒造のお酒
今朝、NHKの情報番組 生活ほっとモーニング「にっぽん体感こだわり旅 林マヤさんと行く瀬戸内小豆島」に小豆島唯一の蔵元、森國酒造さんがオンエアされました。
小豆島の穏やかで美しい風景、棚田、星ヶ城山の湧水、美味なつまみ・・・小豆島の自然をモチーフにした酒を手にする森國社長と、元気な林マヤさんとの微笑ましいシーンが流れている。
森國社長と林まやさん
小豆島の空気、米、水にこだわる森國さんの地酒への熱い想いは今、首都圏などの女性層に熱い支持を受けているそうです。
森國社長との出会いから1年、ラベルのデザイン、パンフレット、ホームページ制作と関わらせて頂いていますが、これらのデザインはすべて森國社長の想いをカタチにしたもの。
35年ぶりに島の地酒を復活させた森國社長の情熱を、僕らはデザインという視点で受け継いで、伝えていきたいと思います。
小豆島発、全国ブランドへ。みんなの想いがひとつになる。
海鮮食堂
昨晩、umieのスタッフ、D.N.Aのスタッフの忘年会が、北浜にある海鮮食堂でありました。
久しぶりにみんなの顔が集まり、有意義な時間でした。
サザエ、かに、かき鍋、そしてここの名物、タコシャブ、タコ飯、そして森國さんのお酒。うまいの一言です。
食堂のママとご主人の心づかいに感謝です。
北浜の風景
今日の北浜は濃い霧の中、冷たい雨が降り続いています。

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