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2009年09月09日

デジタルとアナログの狭間で・・・

一杯1500円のドリンクを飲み干して、ウインドウ越しに写る銀座を早足で行き交う人々を見てた。
100年の老舗と最先端とが上手く融合した街、銀座。
人の多さと煌くネオンに飲み込まれそうであった。
昨日までの高松での静けさに飽き飽きしてた。
そ して今日はトウキョウの逞しさに圧?倒されている自分がいる。
足が重かったトウキョウ行きだったが来てよかったと思う。
 
 
 
 
帰りは10時初の夜行列車、瀬戸に乗る。
朝まで本でも読みながらたっぷり時間を楽しもうと思っていたがすぐ寝てしまっていた。
朝、6時ぴったりに目が覚める。外はもう岡山、瀬戸内海がモノクロに光っていた。やがて坂出に入ると青空が町を覆っていた。
今日は晴れ、駅まで迎えにきてくれた徹夜明けの川井、すみのと一緒にお茶を飲んだ。
トウキョウへは僕たちのこれからの答えを確認しに行ったようだったと僕は言った。
変わらない魅力、そのために変わり続けること、これは高松でも同じだと。
デジタルとアナログの狭間で見失うことのない普遍的なものをデザインしていこうと思う。
umieも同じ、原点へ戻ろう。そして変わろうと思う。
 
 
 

あの人に会いたい・・・

東京

東京

東京
東京というよりトウキョウの本物に出会ってきた。いわゆる老舗と言われて今も尚、人気の洋菓子屋さん、洋食屋さんに行ってきた。朝、9時半に着。その足で神田淡路町にある近江屋洋菓子店へ。ここでデザイナーのニシウラタマミさんと待ち合わせ、美味しいフレッシュジュースとスープ、パン、ケーキを頂きながら四方山話。僕はニシウラさんとトウキョウヘ行く度に会っているが松下は久しぶりの再会、umieとの出会いからデザイン展、トークショーの開催、そして自然と意気投合、今は同じデザイナーとして友人となり、こうして当たり前のように会って話してる。ぼくにとっては会いたい人のひとりなのだ。

東京

東京

東京

東京

東京
展示会が終わり、銀座へ。ここでもやはり老舗。松下の妹さんと一緒に食事するために
文明堂で時間待ち、その後1930年創業の洋食屋さん、つばめグリルへ。実はここは先日ブログに書いた25年ぶりに再会したNY在住のまちこさんのブログで紹介されてたお店で松下がぜひに行きたいと、食事の場所にしたのです。自家製ハンブルグステーキ、蛸のマリネ、にしんの酢漬け、ホタテのクリームコロッケ、特性アイスバイン、ホタテのガーリック焼き、じゃがいものグラタンなど一気に平らげました。しかしよく食べる、食べる。
懐かしさと驚きが入り混じった本物の洋食屋さんだった。老齢の夫婦らしきお客さんがちらほら、ワインと一緒のテーブルにどんな物語があるのだろう。老舗ならではの良きトウキョウならではの本物の味がうれしい。
その後洋菓子屋さんで酔い覚まし、ここでも良く食べ、話をする松下姉妹でした。
僕はというと疲れて無口になってしまい、音声のでないTVからながれるサッカーをぼんやり
ながめていた。
長い1日、帰りは初めての夜行列車瀬戸に乗る。

新しいものづくりに触れて・・・

急遽、umieの店長と始発の新幹線のぞみで東京へ。昨年の12月にumieで開催したナカムラ ユキさんのワークショップ&ブックフェアのご縁で書籍レーベル、アノニマスタジオさんからご招待頂いたインテリアと雑貨展ーFOR STOCKISTS EXHIBITIONを見てきました。場所は東京・池袋にある自由学園明日館講堂、建物の趣の素晴らしさとクリエーター、デザイナー、作家さんたちのものづくりへのこだわり、そして全国から集まってきたバイヤーさんたちの熱気の凄さが相まった他にない独自な雰囲気に包まれた展示会でした。

東京

東京

東京

東京

東京
umieで知り合ったデザイナー、リビングワールドの西村さんご夫妻も出店していてびっくり、久しぶりに会えて嬉しかった。その他グラフさんやアノニマスタジオさんなど自分たちでデザインから加工までする、決して大量には作れないけれど手作り感を活かした、新しいものづくりをしているクリエーター、メーカーさんばかりでとても刺激を受けた。

東京

東京

東京

東京
会場の国の重要文化財、自由学園明日館(みょうにちかん)は1921年大正10年に建てられたもので、世界的な建築家フランク・ロイド・ライトの設計。子供たちの教育の場所として、そして今は公開講座とワークショップ・コンサートなど会館事業の場として使われているという。校舎内にはギャラリー&ミュージアムショップ、カフェも併設されていて、使われているインテリアなどもとても素敵だった。懐かしい学校の匂いとクリエイティブな凛とした空気が気持ち良かった。

東京

東京

東京
umieも8年目を向かえた、そしてDNAも10年目に入った。新しいデザインのあり方と経営を考えてこれまで模索、実践したきた。最近これからのことを次のことを考えることが多くなった。時代はまさに変わろうとしている、その変化に気づきながら、現実に埋没しそうな臆病な自分がいた。何かに心驚くものをと日帰りの東京行きでしたがこの明日館のように
時代がたっても変わらない、今も尚、清く輝きつづけるものづくりへの思い。こころ豊かな明日を見つめる思い。そんなシンプルなことを思い起こさせてくれました。