新聞広告
高松の朝日町にある制作会社アドプランターの3階にあるギャラリーMONに行ってきた。 今、このMONでは新聞広告の展示をしている。昭和4年代、50年代、60年代から今にいたるまで会場一杯に新聞広告が並んでいた。新聞広告が全盛だった頃に僕もいた。 新聞広告を作るのがステータスであった。コピー1行にワンビジュアル、自分が作った広告が今日の一番だと争い、新聞をめくるのにどきどきしたのも今は懐かしい。 アナログないい時代だった。MACの功罪はともかく、デジタルになってからは手を使って作るという楽しさを奪われてしまった。そして皮膚感覚が奪われ、新聞広告も印刷物も同じように作られていくようになってしまった。新聞広告は新聞広告なのだ。洒落た紙面は美しい。 |
アドプランターの社長Kさんは、僕が広告の世界に入ってからずっとお付き合いさせてもらっている大先輩。デザイナーの前を行く人。今も尚その情熱は冷めず現役。 久しぶりに新聞広告の話に盛り上がってしまった。 昨日のうっちゃんと同じく、仕事以上のことをしてきたというKさん、その顔は憂いとともに今も尚新聞広告にこだわるプライドが滲んでいた。若いデザイナーさんに是非見て欲しい。入場無料。30日まで。 新聞広告の活き活きとした紙面が踊っていた。時代は巡っている・・・。 |