ほんのちょっとの
北風が舞いだす冬の北浜は寒い。赤錆びたトタンに囲まれたumieはひざ掛け、ストーブの灯り、カタカタいう蒸気の音に、外の寒さのぶんだけ温かさを感じてしまいます。 暖房設備が整った施設の暖かさでは感じない温もりがあります。そこにはたぶん人の心のなかにある遠い記憶が蘇ってくるのかもしれない。怪我をして病院までおんぶをしてくれた母さんの背中の温もりだったり、無口な親父の手の温もりだったりするのかもしれません。誰もが持っている、いつまでたってもこころのどこかに残っている温もりがあります。 |
いよいよ、明日というか今日というか娘の結婚式です。ブログに書いたためか、会う人ごとに結婚式の話になり、泣くか、泣かないか、絶対泣くよなんて言われてちょっと戸惑って無口になっていく自分がいます。なんとなくそわそわしてるのでしょうか、こころが落ち着かないでいるのが今の心境です。 今日は雨もあがり、久しぶりに太陽を見ましたが北浜の海は波高く、冬の色をしています。 |