新鮮な息吹
雨上がりの朝、雨の雫、菜の花、柔らかな雲に生命の息吹を感じる季節。シャツ一枚で過ごす心地いい日が多くなってきました。 最近の仕事は、企業の新しいブランドの立ち上げのためのデザイン開発が続いている。コンセプト、ネーミングから始まってロゴデザイン、パンフレットなどのコミュニケーションツールデザイン、パッケージデザイン、サインデザイン、そしてHPデザインまで、企業とお客様が接する全てのデザインを任されています。 当然、ひとつの仕事が完成するまでの期間はながい。マラソン競技のように気が遠くなるような工程、作業を重ねていきます。僕の仕事の大半はディレクション、全てに関わっていきます。ディレクションとはオーケストラの指揮者のような役割、コンセプトに基づいて正しい道筋を立て、それぞれの工程をチェックしていき、正しいかどうかの判断を自分の意思でしていくことだと思っている。 何が正しいか判断できないでいる混沌とした時代だからこそ、デザインという瑞々しい感性が求められているのだろう。理屈だけでは超えられない生活者の心に届くデザインとは・・・新鮮な息吹のような期待感ではないだろうか。 気が付くとあの店がなくなっていたり、街の風景の様変わりに気づく今日、この頃です。 |