思考の川を跳べ
何時だってそうだ、案件が入ると僕はじっとしていない。事務所でうろうろ、外に出てうろうろ、とにかく思い描く。 デザインで一番苦しい悶々とした時間でもある、生みの苦しみといいましょうか、これを越えていくことである瞬間にアイデアは生まれてくる。資料を集めたり、本を眺めたりしてその瞬間を待っている。デザインの神様が降りてくる感じだ。 マラソンとかスポーツの世界でも体の限界を超えたときに思いも寄らない力を発揮できたりする、それと似ているかも知れない。もう少し、もう一歩を諦めずに追いかけていけるかどうか、その人のデザイナーとしての資質に関わってくると思う。思考の苦しみを通り越えることでやがて喜び、快楽となって還ってくるのです。そのためには基礎となる力が必要、情熱だけでは川は跳べない。跳ぶのは自分の力でしかないと思う。 |
DNAのアシスタントTちゃんが入ってきて間もなく一年になる。先日こんなことを彼女に話をした。デザインの環境、時間、先輩、そして仕事はある。後は自分次第、一年後の自分のありたい姿を想像して欲しい。それを僕と2人の約束として欲しいと言った。頑張れTちゃんです。 今日も北浜は曇り空、明日は晴れる。 |