未完の魅力
スティールファクトリー槙塚君の手づくり一点もの作品、アイアンで作られたチェアーです。背の部分の丸く穴があいたところが、テントウ虫をイメージして作られています。 鉄の持つ男っぽさと丸く開いた背のかわいらしさが魅力です。DNAの事務所移転の記念にと買ったものです。 今回、森國ギャラリーのカフェ用にとこれと同じものを4脚作ってもらいました。一度座って見て下さい。 |
鉄工所内ににアトリエを構え、廃車、錆びた鉄の塊、トタンなど彼の捨てられないものたちで埋め尽くされたそのアトリエは廃墟の様相、まさに槙塚ワールドです。 |
いつか島にでっかいオブジェを作りたいが彼の夢。鉄をアートに、ここにもひたすら夢を描く青年がいます。 |
umieと森國ギャラリーの考え方は同じです。完成する一歩手前の魅力、オープンしてからいつも変化していけるゆるさというか、隙を残したいと思っています。悲しいけれどハードは完成された瞬間からその魅力を失っていきます。5年、10年と年月をかけて完成していく空間づくりへ、いつ行っても何か新しい魅力が発見できる場所であって欲しいと思っています。
今日の朝、スタッフとのミーティングを開いた。僕たちの存在意義は何なのか、どこまでが仕事で、どこまで関るのか、お客様のために最善を尽くすこととはなど、かなり激論になった。 |
先日、北浜に大きなタンカーが入港してきました。 誘導するタグボートのように正しい方向へ導いていけるデザイン事務所でありたいと思う。 |