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umieをオープンして、丸5年が過ぎて、6年目が始まっています。
ちょっと過去を振り返ったりしてしまう年月を、umieも僕も経験してきた。
デザインというものを、もっと身近に感じて欲しい。人、もの、ココロがひとつになれたら、うれしい。そんな僕の想いが詰まった場所がumie。
そこは、Cafeの顔をした、僕らのデザインの表現の場所です。
リノベーションだとかいう言葉はまだなかった。カフェブームなんて、関係なかった。
開かれたデザイン事務所へ−業界といわれる枠組の中で、大きな仕事?お金?安定?それだけで、満足しきれない。ただ、デザインのキャリアを積むことの虚しさに包まれていた。
あれから5年。umieはまだ続いています。今日もたくさんのお客様を迎えることができました。
よく会社を支えているのは、2割の人とか、車1台に乗れるか、乗れないかの人が会社を理解し、オーナーの夢をカタチにしてくれて、支えてくれると言われているが、umieとて同じです。 |
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umieの店長(松下)は、まさしく、そのひとり。
旅館のおかみをやってくれないか?の僕の一言で、カフェの道に入ってしまった松下に、僕はさらに言った。3年は休まず続けよう、と約束した。僕らのデザインとカフェという、新しい場所づくりが始まりました。思い返せば、書ききれないことがいっぱいだが、umieがいつか無くなったときに話そうと思います。
ゼロからの何もかもがはじめてのこと。ただ日々を一生懸命過ごし、ただ続けていくこととは、どういうことなのかを、松下は経験してきた。
喫茶店でもない、レストランでもない、カフェとはなんぞやという問いかけに、まだ答えはない。
人と人を結び、人とものを繋ぎ、人とココロを紡いでいく。ほんのちょっとのやさしい空気感が、カフェなのかもしれない。 |
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今日もまた、彼女はumieにいます。彼女そのものがumie。働く姿に、ただ頭が下がる想いです。
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カタチにするまで、あきらめないことと、かすかな可能性に希望を持ってあきらめないこと。そして続けていくことしか、僕らには出来ない・・・。
umieは明日も普通の顔してOPENです。 |
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今日の北浜は、薄曇り。釣り人をumieの前に見かける季節になりました。 |