umie5周年
今日の夜、umie5周年とX'masを祝うパーティがありました。umieのお客様、D.N.Aのお客様、新井仁さんのファンの方、メディアでお世話になっている方々、そして僕の仕事仲間たち、80人近くたくさんの方々が駆けつけてくれました。 | ||||
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umieを2001年12月25日にたちあげて、丸5年。短いようで、長く感じる。 デザインのあり方、デザイナーとしてのこれからの生き方などを含めて、umieという場所をつくることが全ての始まりでした。 ここで自分のデザインの考え、モノの見方、センスといったものをオープンにして、見て、感じてもらう場所。それがumieでした。 umieはこの5年、たくさんの人、もの、情報、ココロが集まる場所に成長したと思う。本当に続けてきて良かったと思います。 たくさんの人に囲まれ、楽しく働くスタッフ、店長、D.N.Aのスタッフ。みんないい顔してる。 駆けつけてくれたお客様も、思いっきり楽しんでくれている。そんな輪の中にいる自分は幸せ者だとつくづく思います。 錆びたトタンに囲まれた、汚い、古い倉庫。誰もいないところから、スタートした夏の日。壁を塗り、床を磨き、そしてイスやテーブルを置いたあの頃は、ただ夢中で、成功、失敗とか不安、といったものより、自分の意志のまま、自分の考え、好きなものを並べた。その根底には、過去の常識だったり、経験といったものが、通用しなくなってきた時代背景もあったと思う。 いわゆる業界の中での表面的なデザインをしている自分から、抜け出すことが必要だと思っていた。自分の持っている感覚とか、こうしたいといった思いをカタチにすることの喜びを、体感したかった。 |
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何もかもが新鮮だった。自分のつくった空間に人が来てくれる。そのことの喜びを、1日、また1日と重ねてきた5年でした。 いつのまにか、気がつけば香川の代表的なカフェ、と呼ばれたり、各分野のクリエイター、ミュージシャンが訪ねてきてくれるようになったり、僕の周りに人、もの、ココロといった、僕の目指していたコトが集まり出している。 |
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この写真は、始めてこの北浜の倉庫に来た時に撮ったものです。真っ暗な広い空間に、机がひとつ、置かれていた。 何かが始まる期待感、自分の意志ひとつで、事を成していく怖さと、好きな場所をつくるといった喜びとが、ごちゃごちゃになっていた。 大変だったけれど、ただ楽しく、ただ夢中になって作業を繰り返した5年前の夏。新しいものにチャレンジするときに、いつもこの写真を見ます。勇気と発想をいつも与えてくれる、僕の原点です。 |
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こうしてパーティが終わり、みんなで打ち上げをしていると、この5年間、つらい事も、悲しい事もいろいろあったけれど、とにかく続けられて来たことの意味があったのだろうと思います。 僕=umie=お客様、と僕もお客様もumieの何かに共感して、umieと共に年を重ねているのかもしれない。 この先、どうなるか、どうするかといった目的地は、今のところない。ずっと遠い、かすかにぼやっとしたその先に、何があるのか僕にも分からない。分からないから、また1日1日を一生懸命、重ねていこうと思います。 このパーティにお集まりいただいた、みんなにありがとう。また、パーティを盛り上げてくれた、ミュージシャン 新井仁さんも、わざわざumieまで来てくれて、目一杯、歌ってくれ、感無量です。来年も来て下さい。 そして、umieの店長、スタッフ、D.N.Aのスタッフに感謝です。 |