焼鳥まるいちの秋冬メニューが出来ました。
バフン紙、からし色、スミと赤の2色刷り。綴じは麻ひもで結ぶ。手づくり感あふれるメニューになりました。
まん中のイラストはどんとしていて、何事にも真っすぐなまるいちの大将をイメージして筆で力強く描いたもの、文字は大将の直筆を使う。
僕は飲食関係のデザインの仕事が多かったので、いろいろなメニューを作ってきました。
最近はデザイナーの手が入っていないメニューが多い中、まるいちの大将のように、依頼してくれる方も増えてきています。
一店舗でメニューにかける負担は大きい。僕は何を望まれているのか、いつも考える。
メニューを選ぶという機能性は当然として、選ぶ楽しさ、見る楽しさ、注文する楽しさだったりをプラスして、場を盛り上げる役目が必要。それともうひとつは、一生懸命作る、焼く、料理そのもののイメージを伝える役目が必要だと思います。
イメージは不要というお客様もいますが、イメージは大切で、そのイメージの創り方が重要。お客様により良い印象を持ってもらうことは、そのお店、企業名が高まることにつながります。
イメージにも質があって、イメージの質を高めることに僕らデザイナーの価値が存在しています。
限られた予算の中で、最高のイメージを生み出していく、単なるデザイン処理ではなく、お店、企業さんの中に入り、オーナー、社長さんと同じ目線で、一緒に創り出していく。
そこにあるのは、デザインという人の知恵、アイデアだと思います。
今、まるいちの壁には、忘年会用のポスターも貼られています。
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